BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★シンプルに考える 森川亮

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目次

はじめに

第1章 ビジネスは「戦い」ではない

第2章 自分の「感性」で生きる

第3章 「成功」は捨て続ける

第4章 「偉い人」はいらない

第5章 余計なことは全部やめる

第6章 イノベーションは目指さない

 

気付き

(1)リソースが足りないからこそ人は考える

ビジネスをするうえでは、リソースが欠かせない。現場に必要なリソースを用意するのは経営の責任。しかし、リソースはいつも足りないのがビジネスの現実。大切なのは、そのなかでいかに知恵を絞って結果を出すか。その試行錯誤の中でこそ、本物の仕事力は鍛えられる。

(2)会社を動物園にしない

ベンチャーが成功したら、みんなが幸せになってしまった。給料が増えて、結婚し家を買い、早く帰るようになった。それは危ない。なぜなら年功序列的な給与制度だったから。このまま会社に残ればエスカレーターのように自動的に上がっていけると考えた人たちは、かつてギラギラ働いた野性的な姿が失われ牙を抜かれたようになってしまった。人は一度幸せになると、それ以上を求めなくなる。幸せの先に幸せはない。

(3)統制はいらない。現場こそ最高の意思決定者

意思決定には、自分で決めるか、決める人を決める、この二つ。事業領域について自分より強い人に権限を委譲して、すべての意思決定を一任する。誰に任せるのか?これこそがリーダーの最も重要な意思決定。意思決定はできるだけ現場に近い所で行った方がいい。

 

感想

●●はいらない。ということがたくさん書いてありますが、結局言いたいのは、「ユーザーのためになることだけを極限まで考えろ」ということで、それ以外のことは不要であるということだと受け止めました。これがシンプルに考えるという意味だと思いました。

 

NEXT ACTION

  • 与えられたリソースを理解し、その中で工夫することを楽しむ。

★頭が良くなり、結果も出る! モテる読書術  長倉 顕太

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目次

まえがき

第1章 人生なんてつまらない!

第2章 だから、おまえは騙される!

第3章 モテる読書術とは何か?

第4章 読書を現実世界に落とし込め!

第5章 モテる人がやっていること

第6章 ストリートスマートになるために

最終章 運を味方につける

あとがき

 

気付き

(1)人間関係をリセットすると自分を変えられる

もとの人間関係を引きずると、どうしてももとのキャラクターに引っ張られていくことになる。だから変化が難しくなる。そこま人生を変えたければ、人間関係をリセットするのが手っ取り早いが、そこまで激しいことができなくても、師匠について型を徹底的に学ぶことが大事。本を読むから本を読む人になるのではなく、本を読む人になるから本を読むようになるのだ。何が起きてもおかしくない時代に、その場で臨機応変に対応し結果を出すストリートスマートになるためには、勝負勘、直観、瞬発力が大事。

(2)自分をダメだと思え

アラン・ド・ボトンによると、自己評価=成功÷自負である。これを日本風に言うなら、自己承認度=成果÷自己評価の方がわかりやすい。世の中の「何でも褒める」みたいな風潮は、自己承認欲求が強い人を作るだけで、どうしてもまわりに認められたくなり、まわりに合わせるようになって疲れ。病んでいく。

(3)情報発信ではワーディングを意識する

ワーディングの要素とは、①リズム、②単語、③引用、④ビジュアル、⑤ギャップ。たとえば、「かわいい」よりも「可愛い」を使った方が、「愛」という言葉が入ることで印象がまったく変わる。

 

感想

ギャンブルをしろ!など、過激な内容もあり面白かったです。本全体としては何が言いたいのかあまりよくわかりませんでした。

 

NEXT ACTION

  • 情報発信ではワーディングを意識する。

★★習慣が10割 吉井雅之

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目次

はじめに

第1章 人生は「習慣が10割」

第2章 なぜ、あなたは続けられないのか?

第3章 意志が弱い人でも続く!「最強の習慣化」スキル

第4章 「脳の力」で、習慣を超強力にする

第5章 習慣の力で、「あなたの人生」が動き出す

おわりに

 

気付き

(1)脳への刷り込みが無意識の行動に現れる

まっさらの状態で生まれてきても、年齢を重ねると習慣という違いが生まれる。それは、何度も反復して耳から入ってきた言葉が、脳に刷り込まれるから。脳は真実と嘘や冗談の区別がつかず、耳から入ってくる情報をすべて本当のことだと思いこむ性質がある。無意識の言動にこそ、その人の本性が現れる。

(2)習慣の作り方

人間は「安楽の欲求」と「充実の欲求」という2つの欲求を持っている。安楽の欲求に流されず、充実の欲求を追求するためには、理想の自分のイメージを描くこと。週関係性の法則は、習慣=思いの深さ×々反復で表される。人間は記憶力が良すぎるために、過去のデータに感情を支配されている。扁桃核は過去の感情とセットになった記憶から快・不快を判断する。楽しいか楽しくないかという感情は、すべて自分が後付けした結果。人間の感情は、この快・不快の判断によって、接近反応と回避反応に分かれるという単純なもの。この2つの反応をうまく使うのが習慣の作り方のポイント。

(3)習慣の長続きのために

習慣には種類があり、①受信習慣(インプット、知る、聞く、感じる、見る)②言語習慣(言語化)③思考習慣(言語をもとに考える)④行動習慣(思考を行動に移す)の4つがある。さらに思考習慣の中には、確信習慣と錯覚習慣が含まれる。行動習慣を変える前には、その前に受信習慣、言語習慣、思考習慣を変える必要がある。さらに、錯覚習慣で思い込みの力を利用し、自分はできる!という確信習慣を身につけることで、強力な行動習慣を身につけることができる。

 

感想

「習慣化」について専門に書かれた本です。過去の経験と感情が結びつき、不快という判断をなされると脳が回避しようとしてしまい、習慣にはできないということが、当たり前のようでとても納得しました。

 

NEXT ACTION

  • 良い本をたくさん読み、いい言葉を多くインプットする。

★絵本を読むと「天職」が見つかる 中越裕史

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目次

はじめに 物語は、僕たちは壊す

序章 働き方に革命を起こそう

第1章 『三ねんねたろう』に学ぶ、「いい子」の殻の破り方

第2章 『あおい目のこねこ』に学ぶ、「普通じゃなくてもいい」人生

第3章 『っぽい』に学ぶ、「好き」を認めることの大切さ

第4章 『わらしべちょうじゃ』に学ぶ、「考えない」能力

第5章 『だってだっての おばあさん』に学ぶ、言い訳から解放される方法

第6章 『だいじょうぶ だいじょうぶ』に学ぶ、本音の行動の起こし方

第7章 カウンセリング事例紹介:「魂のサクソフォン

第8章 『あたまにつまった石ころが』に学ぶ豊かな人間の姿

おわりに 新しい物語の主人公はあなた

 

気付き

(1)エゴディズム論

何かに挑戦しても、上手にできなかったら自尊心が傷ついてしまう。そんな思いをするくらいなら、何もやらないほうがマシという逃げの思考回路。でも、傷付くことを恐れ、挑戦から逃げている、そんな情けない自分に気づけば、それこそ自尊心が傷つく。そうならないよう、自分には好きなことや挑戦したいことなんて、何もないんだ、と心に嘘をついてしまう(合理化)。人間誰しも、そんな弱さを持っている。上手にできなくてもいい。自分の好きなことや自分の感性を認めることから始めよう。

(2)絶対矛盾

AとBの2つの選択肢があり、どちらを選ぶのも絶対に嫌で、選べなくて途方に暮れる、そんな状態を絶対矛盾という。何かを悩んでいる時は大抵、この絶対矛盾な状態。人生の選択肢、AとB、絶対矛盾でどちらも選べないなら、気分がいいほうを選んでみる。その方がきっと清々しい気持ちになる。

(3)十分に機能する人間

自分にとって豊かな生き方をするためには、人間的に成長して、理想的な人間になると、豊かな働き方もできるようになる。理想的な人間とは、マズロー自己実現といい、ロジャーズは十分に機能する人間といった。世間の常識、まわりの意見に左右されることなく、自分のアイデア・意志・感性を大事にして生きていく、十分に機能する人間になることができれば、自分らしい生き方や働き方はもちろんのこと、人生のさまざまな困難を乗り越える柔軟さを身につけられる。

 

感想

日本で唯一の「やりたいこと探し専門」の心理カウンセラーの著者。絵本からキャリアを考えるというユニークなコンセプトが面白いと思い購入しました。絵本や寓話はシンプルだったり極端だったりする分、人間的な本質が見えるようで、面白いと思いました。

 

NEXT ACTION

  • 絶対矛盾に対しては、最後は気分の良い方で選んでみる。

★★一瞬で人生が変わるすっごい呪文 メンタリストDaiGo

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目次

1章 「誰でも話せる自分」になる!

2章 「片づけられる自分」になる!

3章 「いつでもやせられる自分」になる!

4章 「ストレスに強い自分」になる!

5章 「○○できない自分」を変える!

 

気付き

(1)「捨てられない」は思い込みだ!

モノがあふれるのは性格の問題ではなく、モノを捨てる決断ができない状況にたまたま陥っているから。つまり、単なる思い込み。捨てられるようになるコツは、①朝一番に捨てる、②捨てる代わりに手に入るものを考える、③人にあげてお返しもゲット、④捨てるモノよりも目標を決める、⑤大きいモノから捨てる。

(2)今、これを食べたら、明日からずっと食べ続けなくてはならない

禁煙したい人に、今日10本吸ったら明日も10本吸わなければいけないと義務化すると、不思議なことに喫煙量が減った。同様に、掃除を先延ばししそうになった時も、今この汚れを放置したら、明日も明後日も放置しなければならないとつぶやくと、先延ばしにしようとしていた思考が止まる。

(3)人間だからそういうこともあるよ

テスト前の勉強を先延ばしにした子供に対して、責められた学生はさらに勉強を先延ばしにし、そういうこともあるよねとゆるされた学生の方が早めに勉強するようになった。よかれと思って行う指導が、子供の罪悪感をふくらませ、さらには子供の自己コントロール力を奪って逆効果になる。

 

感想

フュージョン(言葉を使って考え方や行動を変えていく)という理論で、言葉の力で自分を変えるというメンタリズムの本です。当たり前のようで、このことを専門に書いてある本は初めて出会いました。言葉(パワーのあるフレーズ)の力というものにとても興味を惹かれました。

 

NEXT ACTION

  • 「人間だからそういうこともあるよ」「今これを食べたら、明日からもずっと食べ続けないといけない」を実践する。

★★★自分のアタマで考えよう ちきりん

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目次

はじめに

序 「知っている」と「考える」はまったく別もモノ プロ野球の未来について考えてみよう

1 最初に考えるべき「決めるプロセス」 会議を重ねてもなにも決まらないのはなぜ?

2 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと 合計特殊出生率が上がっても少子化は止まらないです

3 あらゆる可能性を検討しよう 日本にも格安生活圏が必要では?

4 縦と横に比べてみよう 戦後経済の縦横比較から見える日本が進むべき道

5 判断基準はシンプルが一番 婚活女子を見習おう

6 レベルをそろえて考えよう 生活者目線で霞ヶ関の組織図を書いてみた

7 情報ではなく「フィルター」が大事 就活のための企業研究が無意味なワケ

8 データはトコトン追い詰めよう 自殺の動機トップが「健康問題」ってホント?

9 グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する 階段グラフで電気料金の大幅削減に成功!

終 知識は「思考の棚」に整理しよう 世界の大事件、NHKBCC、CNNはこんなに違ってた

 

気付き

(1)知識と思考は別物

思考は知識にだまされる。データを見たとたんにさまざまな知識を自分の頭の中から無意識に引っ張り出してくる。そして、それらの知識に基づいて、今見たデータを自分の知識に合うように解釈してしまう。知識が思考の邪魔をするため、誰にとっても自分が詳しい分野において斬新なアイデアを受け入れることは、よく知らない分野においてそうするよりもはるかにむずかしい。反対に思考力のある人は、自分の専門分野においてさえ革新的で柔軟。常にゼロから考えているから。時代の変化に気づく人と気付かない人の違いでもある。知識とは、過去の事実の積み重ねであり、思考とは未来に通用する論理の到達点。

(2)比較の基本は縦と横

企業分析の基本は、財務データはまず競合他社と比較すること。その次に、過去と現在を時系列に比較することだけ。つまり、①自他の比較(自分と他者、ベストプラクティス分析、自国と他国など)、②時系列の比較(歴史、予測、目標など)。

(3)仕事の4分類

仕事を企業の成長サイクルに応じて4つに分けると、①成長の仕事(ベンチャー企業、新市場の担当)、②支援の仕事(弁護士、会計士、コンサルタント、銀行家など)、③運営の仕事(工場、物流センター、テレホンセンターなど)、④再生の仕事(事業の立て直し、投資事業、買収関連など)になる。同じ職種の仕事であっても、それがどの分野(成長・支援・運営・再生)かによって求められるスピードや働き方、現場での判断基準はまったく異なる。

 

感想

「知識と思考は別モノ」という気付きが得られたこと、それだけでこの本を読んだ価値があったと思います。身の回りの題材で、一生分の思考の技術についてとても分かりやすく解説してあります。

 

NEXT ACTION

  • 自分の知っている知識を一旦置いておいてデータには向き合う。

★★★ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 アダム・グラント

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目次

まえがき これは一人ひとりの人生を変えてしまう、すごいアイデア シェリル・サンドバーグ

PART1 変化を生み出す「創造的破壊」 「最初の一歩」をどう考えるか

PART2 大胆に発想し、緻密に進める キラリと光るアイデアとは

PART3 ”無関心”を”情熱”へ変える法 まわりを巻き込むタフな説得力

PART4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ チャンスを最大化するタイミング

PART5 「誰と組むか」が勝敗を決める パワフルな結束をつくる人の見分け方

PART6 「はみ出す人」こそ時代をつくる どこに可能性が隠されているか

PART7 ダメになる組織、飛躍する組織 風通しよく、進化を遂げるしくみづくり

PART8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ あらゆるものをエネルギーにする方法

監訳者のことば 「いわれてみれば当たり前」の珍味 楠木健

 

気付き

(1)リスクを嫌う人が起こした会社の方が存続する可能性が高い

ワービー・パーカー社を興した4人も含め、革新的な企業の創業者の大部分が起業後も本業を続けていた。ある分野で危険な行動を取ろうとするのなら、別の分野で慎重に行動することによって全体的なリスクのレベルを弱めようとする。常識的に考えれば、時間と労力を十分に注がなければいい仕事ができないだろうし、集中的に取り組まなければ会社は成長しないと考えられる。しかし、それはバランスの取れたリスク・ポートフォリオの利点を見逃している。ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれるのである。

(2)幅広い経験と深い経験が独自に組み合わされることで創造性は発揮される

会社を起こした人や特許の申請に貢献した人は、その他一般の人たちと比較してスケッチや絵画、建築、彫刻、文学などを趣味にしている確率が高かった。彼らが好奇心と高い能力を有していることの表れだ。一般的な科学者と比較した場合のノーベル賞受賞確率は、音楽を趣味にしている人は2倍、美術は7倍、工芸は7.5倍、文筆は12倍、舞台芸術は22倍だった。

(3)組織において注意すべきこと

組織の中で率先して行うと不利になる行動が一つある。それは提案すること。従業員が上司に向かってアイデアや問題を頻繁に意見するほど二年以内に昇給や昇進を受ける可能性が低くなった。地位の無い人が権力を行使しようとすると非難される。ものごとを変えようとがんばっているのに、相手から尊敬されていないことがわかると、怨恨の悪循環という火に油を注ぐことになる(地位と権限の法則)。地位は自分一人で主張することがえきない。努力して勝ち取るか、与えられるかだ。グループにおいて、共通の目標がグループを分断させてしまうことがある。非常に似通っている者同士のわずかな違いこそが、お互いの間に違和感や敵意と言った感情を生み出す原因になる(横方向の敵意)。もっとも保守的な政党の党員は、革新的な政党よりも、いちばん自分たちに似通っている政党に対して避難を示すことが多かった。組織の内部と外部の人間とでは認識が全く違う。内部の人間にとって、組織を代表するキーパーソンとは、組織の中心にいてグループともっとも密接にかかわっている人物。しかし、外部の人間にとっては、グループの代表者とはもっとも極端なものの味方をする人だ。

 

感想

メンタリストDaiGo氏が絶賛する本です。400ページ近くある大作ですが、とても素晴らしいと思いました。前作の「GIVE&TAKE」もまだ読んでいませんが大ヒット作です。本性としてリスクを回避しようとする普通の人が、流れに逆らう不安や恐怖をはねのけて、オリジナルな何かを実現させるためのさまざまなヒントを数多く含んでいます。

 

NEXT ACTION

  • 何かリスクのあることをしようとする際には、別の所でリスクヘッジをしておく。

★★★恋愛依存症 - 苦しい恋から抜け出せない人たち 伊東明

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目次

 愛の苦しみから抜け出せない人々 ー序

第1章 愛という名のドラッグ -危険な愛に憑りつかれるとき

第2章 共依存 -苦しい愛から抜け出せない人たち

第3章 回避依存 -幸せになるのが怖い人たち

第4章 ロマンス依存 -愛の刺激にはまる人たち

第5章 セックス依存 -苦しみを性愛でしか癒せない人たち

第6章 やすらぎと癒しを求めて -回復への10のステップ

 

気付き

(1)愛の分類と壁の乗り越え方

フランスの作家スタンダールは愛を、①情熱恋愛(一目惚れをはじめとする激しい恋愛)、②趣味恋愛(遊びの恋愛)、③生理的恋愛(生理的欲求による強い恋愛)、④虚栄的恋愛(見栄や虚栄心による恋愛)の四つに分類している。心理学者リーによる分類では、①ルダス(遊びの愛)、②マニア(狂気的な愛)、③プラグマ(実用的な愛)、④エロス(美への愛)、⑤ストルジュ(友情的な愛)、⑥アガペ(愛他的な愛)である。一人ひとり恋愛に対する考え方は異なっており、「愛とは・・・である」という答えも人それぞれ。その答えにより、愛至上主義の人、分析型・哲学者タイプ、愛への怖れが表面に出るタイプもある。恋愛の段階について、初期段階のハネムーン期は必ず終わりが訪れる。その壁の乗り越え方には大まかに三通りある。第一は、もうときめきを感じなくなった相手にさっさと見切りをつけ、またあの素晴らしいハネムーンに連れて行ってくれる新たな相手を探し求めること。第二は、惰性で付き合っていくこと。他に相手が見つからない、新たな相手を探したり一から関係を始めるのが面倒である、別れに伴うごたごたがイヤだなどの理由で積極的に離れようとしない。第三は強烈な高揚感が薄れてしまったことは素直に受け入れ、さまざまやり方・工夫で愛情のある関係を続けていくこと。ドキドキからやすらぎへ変化し、恋愛は安定期に入る。

(2)再挑戦とアッパーリミット

過去(特に子供時代の親子関係)の場面を再現したいという強い欲求のことを「反復強迫」と呼ぶ。過去をやり直したい、過去の過ちを正したいという再挑戦の要因がある。誰にでも再挑戦への欲求はあるが、共依存症者の場合には心の傷が大きいがゆえにその欲求も強迫的といえるほどに強い。人それぞれに耐えられる不幸のレベルがあることはわかるが、人それぞれ耐えられる幸福のレベルもある。幸せに耐えられないのである。この、幸福(肯定的エネルギー)の増加を制限する心の作用のことをアッパーリミットと呼んでいる。つまり、幸せという気持ちが高まっていったとき、その人のアッパーリミットを超えてしまうと、その幸福感を下げるような働きが自然になされる。共依存症者はアッパーリミットが低い人が多い。自己否定感が強いために、自分が幸せであることが信じられなかったり、ゆるせなかったり、怖くなってしまったりする。

(3)愛にはバランスが必要

生まれたばかりの子供には他者という視点はない。世界は自分のために存在し、自分こそが世界の全て。ナルシシズム(自己愛)の段階と呼ばれている。しかし、泣くだけですべて言うことを聞いてもらえていたのが「それぐらい自分でやりなさい」「泣いたって駄目ですよ」に徐々に変わる。ここで初めて、親と自分が別個の存在であること(でなければならないこと)を認識せざるを得なくなる。この分離・独立の段階をスムーズに昇れるかどうかは、親が適度に要求に応え、適度に突き放すことができるかどうかにかかっている。受け容れと突き放しの微妙なバランスが重要。受け容れが強すぎれば過保護になり、子供はいつまでもナルシシズムの段階にとどまってしまう。一方突き放しが強すぎれば、自分は見捨てられたんだと孤独感や自己否定感を募らせたり、分離への恐怖感が強くなりすぎて逆に第一歩を踏み出せなくなる。

 

感想

メンタリストDaiGo氏のおすすめで買って読んでみました。がっつりした心理学の本です。自分や知り合いのことを思い浮かべて、共感や納得できる部分とできない部分がありますが、いい意味でグサグサきます。本当に苦しんでいる人には、ぜひ一度読んでみてほしいです。

 

名言Select

 起こり得る未来、それから顔を背けるな、君たちにはいつでも選択が任されている。別の未来、そして別の過去も(リチャード・バック

★★夢をかなえるゾウ 水野敬也

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目次

省略

 

気付き

(1)コンビニでお釣りを募金する

世の中の人を喜ばせたいという気持ちを大きくしていることが大事。だから寄付する。自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になる。

(2)決めたことを続けるための環境を作る

人間は意識を変えることはできない。これが、人間が変わろうと思っても変われない理由。意識を変えようとするのは逃げである。意識でなく、具体的な何かを変えないといけない。テレビを見ないようにするなら、テレビのコンセントを抜く。

(3)サービスとして夢を語る

仕事とは、つきつめていけば「作業」である。仕事に費やす膨大な時間は作業である。仕事はブランドで選ぶと、作業に費やす時間の喜びを犠牲にすることになるから不幸になる。仕事で幸せになりたかったら、どれだけでも続けられる一番好きな作業を仕事にすること。自分の夢を誰に話しても恥ずかしくない夢に育てるには、大義名分が必要。

 

感想

夢をかなえるゾウ(=ガネーシャという神様)と主人公の語りの中で、毎日ガネーシャから宿題が出されます。全部で29個。読み物としてもとても面白かったです。この本の一番の主題は「本に書かれてあることを実行すること」です。本当に実行しないと。。。

 

NEXT ACTION

  • 靴を磨く。
  • コンビニでお釣りを募金する。
  • 食事を腹八分におさえる。
  • トイレ掃除をする。
  • 運が良いと口に出して言う。
  • 明日の準備をする。

★★病魔という悪の物語 ―チフスのメアリー 金森修

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目次

はじめに

第一章 物語の発端

第二章 公衆衛生との関わりのなかで

第三章 裁判と解放

第四章 再発見と、その後

第五章 象徴化する「チフスのメアリー」

おわりに

 

感想

チフスのメアリー」と呼ばれる、腸チフスの健康保菌者(キャリア)となってしまった女性の物語です。本人は健康であるのに、自由を奪い隔離してもよいのか、という公衆衛生における個人と全体の利害対立の問題を解説しています。現代では、感染症を広める可能性のある人は隔離されるということに対して疑問はないですが、当時は相当な論争になったようです。今こそ読むべき本の一つだと思いました。

★★幸せ成功力を日増しに高めるEQノート  野口嘉則

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目次

プロローグ 「幸せ成功力」はあなた自身の中にある

Chapter1 なぜ、人生で同じパターンを繰り返してしまうのか?

Chapter2 わかっているのにやめられない人たち

Chapter3 あなたを駆り立てる「無意識の声」

Chapter4 「幸せ成功力」を日増しに高める5つのステップ

Chapter5 「幸せ成功力」を手に入れた人たちの新しい人生

エピローグ 自分を、他者を受け入れるために

 

気付き

(1)ABC理論

アルバート・エリス博士のABC理論では、できごと(Activating Event)をビリーフ・信じ込み(Belief)で解釈して、結果(Consequence)としての感情や悩みが作り出される。私たちが傷ついたり、腹を立てたり、悩んだりする、本当の原因は、相手(他人)や状況にあるのではなく、私たち自身の受け止め方・考え方にある。そして、私たちの受け止め方・考え方を決めているのが、ビリーフである。

(2)合理的ビリーフと非合理的ビリーフ

「べき」や「ねばならない」という言葉を含むのは非合理的ビリーフである。「相手を不機嫌にするべきでなはない」「失敗してはならない」「配偶者は私の考えを理解すべきだ」「子どもは親に従順であらねばならない」「恋人はいつも私にやさしくあるべきだ」人生は、これらのビリーフのとおりにはならないから、いつもパニックになったり腹を立てることになる。一方で、いろいろなできごとに臨機応変に対応できるビリーフのことを合理的ビリーフと言う。「人に好かれるに越したことはない」というビリーフであれば、「・・・人間だから好き嫌いもあるさ」というように続けることもできる。

(3)怒りは2次的な感情

怒りの背後には、期待通りにはならなかった時の悲しみや不安、がっかりなどが隠れている。怒りが出てきても、後で「ん?今の怒りの背後にあった感情は?」と振り返ることで、自分の中の悲しみや不安に気付くことができる。これも日記を書くことによる効果。

 

名言Select

私は私のことをする。あなたはあなたのことをする。私は、あなたの期待に応えるために生きているわけではない。そしてあなたも、私の期待に応えるために生きているわけではない。私は私、あなたはあなた。もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ。もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ。(ゲシュタルトの祈り

 

感想

非合理的なビリーフを解除する、無意識の心のブレーキを外すということ。これだけでとても大きな学びでした。

 

NEXT ACTION

  • 自分が非合理的なビリーフ(べき論)に囚われていないかを考える。囚われているのであれば自分に手紙を書いて解除する。

★過去の自分を振り返る人だけが成功する理由 藤由達藏

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目次

はじめに

第1章 ”振り返り”とは、一体どんな効果があるのか

第2章 なぜ”振り返る”ことで夢が叶い、未来を変えられるのか

第3章 夢を叶え、未来を変える具体的な”振り返り方”とは?

第4章 ”振り返り”を習慣化させる効果的な方法

 

気付き

(1)他力の活用

私たちの役に手助け(他力)には6つの分野がある:①ヒト、②モノ、③カネ、④知識・情報、⑤スキル・ノウハウ、⑥その他。例えば、仕事を手伝ってくれる人はいないか、もっと速く処理するためのモノはないだろうか、もっと楽にできる方法(情報)はないか、と探していく。

(2)振り返りの10分野

自己実現・学び、②楽しみ・娯楽、③休養・リラクゼーション、④健康、⑤人間関係(親密)、⑥人間関係(一般)、⑦仕事・貢献、⑧お金、⑨生活環境、⑩組織環境の10分野でそれぞれ点数を付けてみる。生活の全体の中でごく一部を占める仕事の中で、その仕事の中でもごく一部の案件で失敗しただけで、全部ダメとか、もう一巻の終わりだと考えてしまう。危機的な状況だと認識したほど、人は視野が狭くなるので、振り返りをすることで思い込みを振り払うことができる。

(3)振り返りの手順

振り返りは①目を付ける、②掘り下げる、③引き出すの3段階で行う。振り返りの対象は、自分、他人、全体(周囲・状況)とする。思い出す際には、個人的現実、社会的現実、物理的現実の3つの領域を思い出す。そして、過去・現在・未来を振り返る。掘り下げる際には、場面設定、臨場吟味、体験要約をする。視座も自分の視座だけでなく、他人や俯瞰の視座への転換も用いる。

 

感想

過去を振り返ることの重要性を力説している本ですが、身体に染み込むような感覚はありませんでした。

 

NEXT ACTION

  • 他力の活用は6つのフレームワークに沿って考える。
  • 何か失敗した時には、10分野での採点をしてみる。

★★★最高の体調 鈴木祐

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目次

はじめに

第1章 文明病

第2章 炎症と不安

第3章 腸

第4章 環境

第5章 ストレス

第6章 価値

第7章 死

第8章 遊び

 

気付き

(1)自然との触れ合いにより副交感神経は活性化する

自然は人類の感情システムに影響を与える。感情時ステムは人間の心の働きを3種類に分類した考え方で、興奮(喜びや快楽といったポジティブな感情を作り、獲物や食事を探すためのモチベーションを生み出すシステム、ドーパミンで制御)、満足(安らぎや親切心といったポジティブな感情を作り、同じ種族とのコミュニケーションに役立つシステム、オキシトシンで制御)、脅威(不安や警戒といったネガティブな感情を作り、外的や危険から身を守るためのシステム、アドレナリンやコルチゾールで制御)から構成される。都市の暮らしでは、興奮と脅威のシステムだけが活性化しやすくなる。

(2)人間か幸福感を感じやすい価値観

人間は以下の4つの価値観に幸福を感じやすい性質を持っている:①自治(どれだけ人生を自由にコントロールできるかどうか)、②多様性(仕事や人間関係に多彩さがあること)、③困難(人生のタスクに適度な難しさがあること)、④貢献(他者の役に立っているかどうか)。この中でも飛び抜けて影響が大きいのは貢献。もし未来の選択に不安を感じたら「誰かの役に立つ行動はなにか?」と考えてみる。その瞬間に曖昧だった未来は"いまここ"に収束し、不安が情熱に変わる。価値観に沿った行動を取る限り、未来にはもはや失敗がありえない。

(3)古代と現代のミスマッチ

①多すぎる(摂取カロリー、精製穀物、アルコール、塩分、乳製品、満腹感、衛生設備、人生の価値観)、②少なすぎる(有酸素運動、睡眠、自然との触れあい、有益なバクテリアとの接触、太陽光の摂取量)、③新しすぎる(加工食品、公害、人工照明、慢性的なストレス、化学物質、抗生物質、孤独)。基本的に現代の日本人と狩猟採集民の体は遺伝子的に大差がないにもかかわらず、私たちの体の炎症レベルが高いのは、これらのミスマッチが心と体を蝕んでいるからである。

 

名言Select

 なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える(フランクル

 

感想

メンタリストDaiGo氏が絶賛する本です。体調について、古代人との比較など、独自の観点で捉え直すことで、スッキリと体調について理解することができました。内容は全て科学的な研究に基づいているので実践的です。

 

NEXT ACTION

  • 抗生物質、殺菌グッズをむやみに使わない。
  • HEPAフィルタを使った空気清浄機を使う。
  • 加工食品を避けるようにする。
  • PCやスマホの壁紙に自然の画像を増やす。

★★資本論-まんがで読破- マルクス原作

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目次

資本の生産過程

搾取

労働の売買

価値

 

感想

マンガで資本論の内容が直観的にわかるようになっています。

★★★高校生からわかる「資本論」 池上彰

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目次

 はじめに

第1講 『資本論』が見直された

第2講 マルクスとその時代

第3講 世の中は商品だらけ

第4講 商品の価値はどうやって測る?

第5章 商品から貨幣が生まれた

第6章 貨幣が資本に転化した

第7章 労働力も商品だ

第8章 労働力と労働の差で搾取する

第9章 労働者はこき使われる

第10章 大規模工場が形成された

第11章 大規模な機械が導入された

第12章 労働賃金とは何か

第13章 資本が蓄積される

第14章 失業者を作り出す

第15章 資本の独占が労働者の革命をもたらす

第16章 社会主義の失敗と資本主義

おわりに

 

気付き

(1)労働者の価値(給料)は再生産費

労働力の交換価値は、その労働力を作り出す時間による。労働力が一日働くとクタクタにくたびれ果ててしまう。つまり労働力(使用価値)を消費しきってしまったわけだ。ということは、また翌日出てきてもらうためには、元気になってもらわないといけない。夕食や住居、また家族の生活費、教育費も含まれる。労働力の再生産費は、生活費の安い発展途上国では安くなるし、物価の高い社会では給料も高くなる。労働者が一生懸命働くと、その労働力の価値以上の価値を生み出してしまう(剰余価値)。この剰余労働を資本家が「搾取」するのである。

(2)商品を安くすることで労働力を安くする

生産力を高めて商品を安くして、商品を安くすれば労働力の再生産費も安くなるから、それが労働力を安くするということである。資本というのは、そういう衝動を持っている。たとえば、ウォルマートはサービスが良くて商品が安く、全米にチェーン展開している。商品が安いため、従業員の給料も安い。安いスーパーができると、町全体の平均給与が引き下げられる。失業者が増えることで、他の会社の工場の給料も下がる。生活費が安くなることで労働の再生産費も安くなる。この現象は、グローバル経済で海外から安い商品を仕入れることができるようになるとさらに加速する。

 (3)労働に対する需要が減る

労働者が一生懸命働いて資本を生み出し、この資本が大きくなったことによって、逆に労働者はあまり要らなくなってきてしまう。一生懸命働いたことによって余剰労働者、失業者を増やしてしまう。これこそが資本制生産に固有な人口法則である。失業者が増えると給料は引き下げられる。それで発展されることができる。過剰人口はあたかも資本が自分の費用で育て上げたかのように、資本に絶対的に帰属する、いつでも使える産業予備軍となる。過剰人口は、時々に変化する資本の価値増殖欲求のために、現実の人口増の制約とは無関係に、つねに準備の整った搾取可能な人間材料を作りだす。

 

感想

「高校生からわかる」とあるように、難解なマルクス資本論を、わかりやすく解説してあります。さすがの池上さんだと思いました。資本論は初めて勉強しましたが、経済の見え方が変わるので、簡単な解説でもいいので一度は読んでおいた方がいいと思いました。