BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★図解 人の心を手玉に取れる心理操作 内藤誼人

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目次

第Ⅰ部 悪魔の心理術

 第1章 初級編 説得工学の基礎をマスターせよ

 第2章 中級編 押して、押して、もっと押せ!

 第3章 上級編 相手の「抵抗値」を引き下げよ!

 第4章 達人編 もっと効果的な「押し」の技術

 第5章 裏上級編 言葉以外の説得ツールを使え

第Ⅱ部 悪魔の立ち回り術

 第1章 基本編 上司を相手に立ち回る

 第2章 心理編 職場を「楽しい場所」に変える

 第3章 上級編 人気者になれる立ち回り術

 第4章 上司編 リーダーのための立ち回り

 第5章 達人編 立ち回りの達人をめざす

 

気付き

(1)説得したら「忘れてくれ」と言っておく

人は、忘れてくれと言われると、かえって忘れにくくなる。注意された後に忘れてくれと言われると、ホッとすると同時に、心の中にモヤモヤした気持ちが残る。それでも注意されたという事実が余熱のように残る。強く反発されたら、忘れてくれで片付けて余熱で料理する。

(2)自信をもつだけで相手の期待に先回りできる

自信があれば自分の能力を疑わない。逆に自信が無ければ行動に躊躇があり、遅れが出てしまう。結果的に仕事の成果も出なくなるループに入る。

(3)「少しでもいいから」とお願いする

イーブン・ア・ペニー効果を使う。部下に残業してほしいときは、1時間だけ頼む。そうすると、なぜか自発的に2、3時間の残業をしてしまう。これは自発的なものなので上司を恨む気持ちは残らない。逆に、ドア・イン・ザ・フェイス効果で、終電まで残業を頼むと、説得度は高いが部下には命令された意識が残ってしまうので要注意。組織では、嫌われないように説得することが大切である。

 

感想

特に前半の「説得工学」の部分は、意外と他の心理学系の本でも出てこない内容なので面白かったです。悪用厳禁!

 

NEXT ACTION

  • 注意する時には「忘れてくれ」のテクニックを使う。

★誰でも売れる「プロセス思考」営業術 藤岡晋

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目次

序章 結果よりも「プロセス」が大事

第1章 間違いだらけの法人営業の常識

第2章 みずから顧客開拓する営業が成功する

第3章 誰でも成果を上げられる「営業確率論」

第4章 「売上げの4象限」で売れる顧客を確実に探す

第5章 「売っている」を「売れている」へ変える、究極の営業術

第6章 売上目標を細分化してプロセス思考の「行動計画」を立てる

第7章 「決めたこと」をできる人はすぐにでも売れるようになる

 

気付き

(1)コールドコールで引き合いを増やす

コールドコールとは展示会や名刺交換で得た興味度やニーズなどが全くわからない顧客リストに電話をかけること。個人名がわからない状況で担当者を見つける行為も含む。一般的にはコールした会社の10~20%くらいの「興味を抱いてもらえた担当者」を発掘できたらよし。コールドコールは営業にとって一番嫌な仕事であるが、売上を伸ばし続けることを、自らの行動で可能にできるからである。

(2)法人営業は案件を増やすことが最優先

法人営業と接客営業の大きな違いは、購入するまでに関わる人の数、決定するまでの時間、面談に至るまでのプロセスである。アプローチ→認知→興味→案件→商談→受注のプロセスのうち、案件になるまでが大事である。興味を持ってもらってもアポイントを取得できるのは10%程度であるが、興味を持ってもらえなければ面談することさえできない。

(3)実行できる人になるための環境をつくる

①みずからやるべきことを宣言してもらう。②達成すべき道筋(ストーリー)を説明してもらう。③日割管理を行う(デイリーマネジメント)。④行動・効果・成果を見える化する。ゲーム感覚(遊び心)を取り入れる。

 

感想

キーエンストップセールスという謳い文句から、かなり期待して読みましたが、一般的な内容から一歩踏み込んだキーエンスらしい手法など、もう一押しの内容がなく、薄く感じてしまいました。

 

NEXT ACTION

  • 電話をして興味を持ってくれるのが10%、アポイントを取れるのがさらにそこから10%の基準を持つ。なおかつ自社の統計を取る。

★★戦略は歴史から学べ 3000年が教える勝者の絶対ルール 鈴木博毅

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目次

はじめに

第1章 古代の戦いから「戦略思考」を学べ

第2章 中国の軍師から「逆転力」を学べ

第3章 巨大帝国から「実行力」を学べ

第4章 戦国時代から「競争戦略」を学べ

第5章 植民地戦争から「危機のリーダーシップ」を学べ

第6章 近代の戦争から「組織運営」を学べ

第7章 西洋列強との戦いから「情報活用力」を学べ

第8章 世界大戦から「イノベーション」を学べ

第9章 現代の戦争から「学習力」を学べ

おわりに

 

気付き

(1)ナンバーワンになるにはまずは弱者を攻撃する

ランチェスター戦略では、競争目標と攻撃目標を分ける。一番の会社を目指しながらも、攻撃するのは下位の弱者であるべき。源平合戦では、源頼朝富士川の戦いの後、平家の軍を追わず、関東に戻り地固めをしたことが勝因となった。

(2)群雄割拠の中では弱者同士を団結させない

強者にとって分断は、あらゆる交渉と攻撃の基本。一つは、団体交渉で反対派の一部を取り込むことで反対派の団結を防ぐ。もう一つは、支配的なシェアを持つ企業による後追い製品の開発と販売。特定のカテゴリの新製品を弱者から新たに発売されたとき、強者は必ず同じカテゴリの類似製品を投入する。新カテゴリの製品人気を分断して、シェアの逆転を許さない(追従戦略)。秦の始皇帝は、ライバルの六国を仲違いさせて各個撃破した。

(3)リーダーは常に現実を直視し外界の翻訳者になる

ビジネスでもリーダーこそが外界の翻訳者である。社会環境を翻訳し、自社のビジネスの意義を内部に説明するのはトップの役割。アステカを征服したコルテスは、外界を敵と定義して部下の集団に知らせ、戦略を噛み砕いて集団に教えた。そして、部下の心理を掌握し勇敢な戦闘へと指導した。

 

感想

史実の勝因・敗因を戦略論として解説しています。非常によくまとまっています。その分、少しこじつけのように感じる所も無くはないですが、歴史と現代の企業戦略を結び付けて解説しているところは非常に面白いです。

 

NEXT ACTION

  • 自分が追いかける立場であれば、弱者から攻撃する。自分が追われる立場であれば、弱者たちを分断させる。

★★★3つの真実 人生を変える”愛と幸せと豊かさの秘密” 野口嘉則

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目次

1 成功法則の賞味期限?

2 <ミスター目標達成>を襲ったアクシデント

3 <ミスター目標達成>の家庭事情

4 真の豊かさを実現するために知るべきこと

5 中心軸を定める

6 本当の幸せとはなにか?

7 どのようにして人とつながるか?

8 行動の動機は二つしかない

9 自尊心を自分で満たす

10 明かされる<三つの真実>

11 意識と脳の関係

12 宇宙に意志はあるのか?

13 人間と宇宙の関係

14 鏡の法則

15 心の波長と同類の出来事を引き寄せる

16 感情に支配されないための秘訣

17 感情を解放する方法

18 幸せを生む愛、生まない愛

19 心のチューニング

20 人生の遠大なる計画

21 再出発

 

気付き

(1)自尊心を自分で満たす

人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかない。人間は、怖れによって行動するとき、本当の幸せから遠ざかっていく。本当の幸せは、愛に生きるとき、もたらされる。幸せに人とつながることができる。怖れは消すことはできないが、支配されないこと。怖れがあっても愛による行動を選択できるようになればよい。その鍵を握るのは自尊心。つまり、自分のことを価値ある存在として認め、尊重し、信頼する心。この自尊心を自分で満たせない者は、その不足分を、他人から認められることで補おうとする。しかしこれでは、人からの評価に依存することになってしまい、人から認められなくなることへの怖れがつきまとう。逆に、自尊心を自分で満たすことができたら、人からの評価を怖れなくてすむ。子供の自尊心は、いい成績を取って褒められたときに満たされるのではない。悪い成績をとっても抱きしめられたときに満たされる。自分のDoingでもHavingでもなく、自分のBeingをそのまま無条件に受け入れられたときに、そのこの自尊心は満たされる。

(2)鏡の法則

人生は自分の心を映し出す鏡である。さらに二つの法則に分解できる。一つは、心の底で認めたものが現実化するという法則。もう一つは、心の波長と同類の出来事が引き寄せられるという法則。人に対して意図していることは、反射されて自分自身に返ってくる。与える気持ちで生きていれば、自分が多くを与えられる。これが豊かになる秘訣。つまり、愛を動機に行動すれば、豊かになる。

(3)幸せを生む愛

幸せを生む愛とは、相手の幸せに貢献しようとするとともに、相手の感じていることを尊重する愛。相手の感じていることを尊重することができれば、相手をコントロールしたくなる気持ちも手放せる。人は、自分のことを変えられたくはない。わかってほしい。尊重してほしい。大切なのは、相手が自分と違う感じ方や考え方をすることを尊重すること。

 

名言Select

  • 愛の反対は無関心である(マザー・テレサ
  • 後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ(キング牧師

 

感想

前作の「鏡の法則」にも大変感動しました。脱サラした経営者が主役の物語の中で、大事なエッセンスが学べます。少しスピリチュアルな部分は理解できない部分もありますが、多くは納得感があります。

 

NEXT ACTION

  • 子どものありのままを受け入れ、褒める。
  • 自分の考えを押し付けず、相手の考えを尊重する。

★★「働きがい」なんて求めるな。牧野正幸

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目次

第1章 成長したいなら、空気なんて読むな

第2章 会社で摩擦を恐れるな

第3章 仕事で頭ひとつ抜け出すには

第4章 プロなら逃げるな

第5章 周りのせつめいにするのはやめよう

第6章 あえて言う。経営者は楽しい

 

気付き

(1)創造的な仕事には失敗がつきもの

ホワイトカラーの仕事は2種類あり、一つはアーカイブである。もう一つは創造的な仕事(想定外の問題解決)である。どちらも難易度は同じであるが仕事のやり方やぶつかる壁は全く違う。前者で必要なのは論理的な思考力。後者は論理思考力に加えて発想の転換力が必要。前者の仕事(高度なルーチンワーク)にクリエイティビティが高い人材を割り当てた場合、飽きてしまいやすい。また後者においては失敗が多いためにモチベーションが落ちやすいという問題がある。最終的には自信を失うか、問題から逃げてしまったりする。この時最も重要な処方箋はポジティブシンキングである。

(2)どんな二者択一問題でも決断する

どのような二者択一問題でも選択はできる。選択をしなければ、間違いなく損をする。これらはおかれている状況によって変化するから、あくまでも現時点で正しいと思われる選択をしたうえで、状況の変化や時間の経過とともに対応を変えていく。また、このん本的な意味を考えたうえで選択をすること。組織のリーダーなら二者択一からあえてどちらか一つを選んでみせることで強烈なリーダーシップを印象付け、みんなを一つの方向に向けられる。

(3)一発屋と本物のプロとの違い

ファーストアルバムや創刊号は、作り手が長い時間温めてきたアイデアを一気に放出するから良いものができて当然。最初の作品が最高傑作で、それ以降は下り坂である。しかし、プロとして第一人者と言われる人々は、継続的に成果を出しつつ、さらに神がたまに降りてきて爆発的に素晴らしい仕事をするものだ。一生の仕事として、そしてプロとしてひとつの仕事をやっていくには、アイデアが出ない、神が降りてこない時にこそ真価が問われる。

 

感想

歯に衣着せぬ物言いが痛快です。独自の人事制度などを多く作ってきたワークスアプリケーションズの創業者の人材観がよくわかります。

 

NEXT ACTION

  • 二者択一問題に対しても逃げずに自分なりの答えを出す。

★★感染症と文明 ー共生への道 山本太郎

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目次

プロローグ 島の流行が語ること

第一章 文明は感染症の「ゆりかご」であった

第二章 歴史の中の感染症

第三章 近代世界システム感染症

第四章 生態学から見た近代医学

第五章 「開発」と感染症

第六章 姿を消した感染症

エピローグ 共生への道

付録 麻疹流行の数理

 

感想

感染症と文明」という題目にもある通り、感染症そのものよりも、文明との関わり、歴史との関わりが主眼です。教養としても面白いです。

★★感染症 広がり方と防ぎ方 井上栄

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目次

第一章 病原体の伝播経路を知る

第二章 清潔化の歴史

第三章 清潔社会で起こる感染症

第四章 世界のなかの感染症

第五章 新型インフルエンザ

第六章 エイズ性感染症

 

感想

この本を買ったのは4年前で積読になったいたのですが、新型コロナウイルスが流行しているこのご時世なので引っ張り出してきました。感染症に関する素人にもわかりやすく読めて、面白く勉強になる内容です。新型ウイルスは目に見えず、わからないことが多く不安になりますが、基本的な知識を付けることは不安を和らげ、適切な対応をするのに役立つと思います。

★★銀行・保険会社では教えてくれない 一生役立つお金の知識 塚原哲

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目次

1章 会社員がお金を貯めるということ【お金の構造】

2章 配偶者が働き過ぎると本当に損なのか【税金編】

3章 誰も教えてくれない退職金の仕組み【退職金編】

4章 正しい老後資金の作り方【年金編】

5章 元気な老親の介護に備える方法【介護編】

6章 保険の構造を学ぶと見方が変わる【保険編】

7章 住宅ローンの借り方・返し方【住宅ローン編】

 

気付き

(1)年金は加入した方が得

公的年金は民間には真似できない制度。支給額が納めた保険料の2~3倍という試算がある。根本的に収支バランスを欠いている。だからこそ、国民年金制度の維持には困難が待ち受けているのだが、個人からして元本割れになるまでには相当な余地がある。老齢基礎年金の支給水準が現在の半分程度まで下がらなければ、納め損にはならない。

(2)介護が始まったら地域包括支援センターに駆け込む

地域包括支援センターは公立中学校の学区程度の地域に最低1か所はある公的機関。相談料や支援手数料は費用がかからない。要介護認定の申請も頼むことができる。

(3)安さで保険を選ぶなら共済は外せない

法律上共済は保険ショップでは取り扱えない。共済は地方自治体や企業・労働組合単位で保険に似たサービスを提供する事業で、掛け金が安いという特徴がある。

 

感想

色々と具体的な金融商品に対するアドバイスがありましたが、本書で一番言いたいことは、金融商品を扱う人は自社の利益のために動いており、彼らの言うアドバイスポジショントークであるという構造を押さえておくことだと思いました。個人として得をするには、金融の構造を知っておくべきだということです。社会人として、お金にはきちんと向き合うことが必要だと改めて感じました。

 

NEXT ACTION

  • 保険は、家計が破綻するリスクをなくすという目的に際して、目先の少額のメリットに惑わされない。入るのであれば1入院120日以上のものに入る。

★思考する営業 BCG流営業戦略 杉田浩章

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目次

はじめに 営業を再生する

第1章 最前線で何が起きているのか

第2章 なぜ営業は変われないのか

第3章 営業パラダイムを変えた企業

第4章 「科学の目」で切り込む

第5章 営業TQMを成功させる10のポイント

第6章 改革を後戻りさせないためのノウハウ・ドゥハウ

第7章 営業TQMを成功に導くリーダーシップ

 

気付き

(1)営業TQMのステップ

①新しい環境に即した営業価値メジャーを定義し、達成KPIをセットする、②それに向かって具体的な方法論(戦略)を策定し、行動KPIをセットする、③行動を習慣化させるためのマネジメント体制を整備する。これらのPDCAサイクルを回して進化させることで、どこも真似できないユニークな営業組織へ生まれ変わる。

(2)営業TQMのメリット

①個々の営業担当者の活動のバラツキを無くし平均値を高める、②型の導入によって継続的な質の向上に向けた創造性を誘発し、属人的な知恵を組織の知恵として蓄積し共有化する、③成果を持続的に向上させられる、考え、行動し、変革し続ける営業組織を創り上げる。

(3)実行プロセスを成功させるポイント

①スモールスタート(パイロットプロジェクト)、②クイックな成功事例(パイロットを確実に成功させるための慎重な選定)、③ファインチューニング(週次のモニター)、④一気阿成な横展開(伝道師の存在)という四つのステップ。

 

感想

BCGの営業支援の事例から、科学的な営業管理法について解説してあります。教科書のような本です。難易度が高く理解が難しい部分もありました。会社の社長が書いている営業本とは違い、複数の事例を並べて分析してるのがこの本の面白い所です。

 

NEXT ACTION

  • 営業にも科学的な分析を持ち込む。

★★20代のあなたに、会社が期待していること 相原考夫

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目次

序章 社会人としておさえておくべき「5つのポイント」

第1章 20代で知っておきたい「会社のルール」

第2章 20代のあなたに「上司が求めていること」

第3章 20代で覚えておきたい「仕事のルール」

第4章 20代で身につけたい「人間関係の基本」

第5章 20代で大きく伸びるための「行動習慣」

 

気付き

(1)組織の中で縦横無尽に活躍している人は世代間ギャップを乗り越えるのがうまい

上司との間や他部門の関係者との間において有効な意思疎通をするのが重要。コミュニケーションのギャップは単なる年齢差によるものではなくて、世代の違いによるものである。たとえばバブルの時代に就職した世代と、就職氷河期世代であるポスト団塊ジュニア世代では楽観性やリスクに考え方が違う。

(2)上司は報連相をしてほしい

上司が部下に冷たく接する場合の多くは、自分がその部下から尊重されていないと感じている場合がほとんど。上司も部下から認められたいという気持ちを持っている。部下から尊敬され、上からも一目置かれているような人は自慢話などしない。上司の自尊心を満たすためには、報連相の密度を高めるとよい。

(3)偉くなるほど謙虚さは必要

嫉妬とはより立場の違い人に対して抱く。したがって、社内キャリアを上がっていくにつれて、自分に嫉妬する人のポジションも高くなり、その人の持つ権限も強くなる。人間関係にはますます気を付けなければならない。「実るほど頭が下がる稲穂かな。」

 

感想

タイトルにもあるように、20代前半および20代後半のビジネスパーソンに上司が求めていることがよくわかります。

 

NEXT ACTION

  • 上司との報連相の密度を高める。

★★★私はいくら? あなたの価値はたったひとつの「数式」で決まる 野口真人

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目次

はじめに

第1章 会社はあなたにいくらの価値をつけるのか?

第2章 あなたが「稼げる人」になるために ~将来のキャッシュフローを最大化する

第3章 あなたの「信用力」を上げるために ~割引率を下げる

 

気付き

(1)ファイナンスの基本式

現在価値(PV)=将来の平均キャッシュフロー(CF)÷割引率(R)

PVを高める方法は、分子であるCFを増やす(=稼げる人になる)か、分母であるRを下げる(=信頼される人になる)の二つしかない。過去にいくら稼いでも、稼いだ金額は一円もその人の価値に足されることはないが、その人が将来いくら稼ぐかを知るもっとも重要な指標になる。

 (2)人材は企業にとってもっとも大切な財産

会計上では現金に変わりやすいものほど優れた資産と考える。一方、時価ベースのバランスシートには固定資産のさらに下に「ヒト、ブランド力」という現金化が不可能な項目が追加される。ファイナンスの観点から企業の価値を評価する際には、ヒト、ブランド力が最も重視される。なぜならば、ファイナンスでは将来的にキャッシュを生む力が大きい資産ほど優れた財産と考えるからである。企業の清算価値と株式時価総額の差が大きい会社ほど、人材やブランド力がある。PBR(株価純資産倍率)が高い会社では、商品や工場ではなく、ヒトやブランド力がキャッシュを生んでいる。人材が能力を発揮する余地が大きい分、自分の価値を高めるチャンスも多い。割引率は、正確にはリスクー成長率であるから、少々リスクがともなっても、積極的にチャレンジし実績の成長性を認めてもらえば自分の割引率は下がる。

(3)自社のバリューチェーンを見極める

バリューチェーンを分析することで、競合に対する事業戦略の参考になる。また、自分自身の「稼ぐ力」をより正確に見極めるうえでも、バリューチェーンの把握は必須。営業部門が高い利益を出したからといって、それが100%営業マンたちの功績という訳ではなく、仕入れや開発など、たくさんの人に支えられた結果である。これを忘れると、自分の稼ぐ力を過大評価してしまいがちになる。コストセンターで働く人も、サポート活動を通してバリューチェーンの一端を担っていることを仕事のやりがいにできる。

 

感想

自分の人材としての市場価値という議論はよくあるのですが、ファイナンスの観点で論じることは意外と少なく、とても面白い本でした。ファイナンスを身に付けるかそうでないかで世界の見え方が変わるような気がしました。

 

NEXT ACTION

★★★AIに駆逐されない営業力 実践!インサイトセールス 高橋研

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目次

序章 今までのやり方では「モノが売れない」時代

第1章 これまでの営業活動でやりがちな、四つの大きな間違い

第2章 他社と比較されないためにしなければいけないこと

第3章 インサイトセールスとは何なのか

第4章 経営トップと何を、どう話せばいいのか?

第5章 インサイトセールスの最大の鍵とは

第6章 こうすればAIに負けない営業力は育つ

第7章 六プラス一、七つの力を育てよう

 

気付き

(1)インサイトセールスの概念

顧客の経営方針は、ビジョンの実現と環境変化への適応がある。インサイト営業①は、ビジョンの実現に繋がる意外性のある提案、インサイト営業②は、環境変化を見越した先回り提案である。これは、従来の課題解決型(ソリューション)営業とは全く異なる。組織では、理念・ビジョン、それを達成するための戦略を担当するのが経営者、戦略を達成するための業務・オペレーションを担当するのが管理職、そして業務を支える外注サービスや商品は各担当者が行う。インサイトセールスは言うまでもなく、経営者層に対して実施すべきもの。経営者は、意外と自分の理念やビジョンを語る機会がなく、経営に対する考えを傾聴する営業パーソンは歓迎される。

(2)良い聞き手の三箇条

まず①観点。聞き上手な人は、相手の関心領域に合わせて会話を進める。そして、その話を熱心に傾聴し、②共感を示す人。しかし、単純に共感、礼賛の意を示しているだけでは、物足らなさを与えてしまう。そこで、自分なりの③意思を持って、相手の話に反応することが大事。時には自分なりの意見をぶつけることで、話をしている側はより手応えを感じる。

(3)合意形成は論理より感情

意思決定に対するコミットメントレベルは、下のレベルから、①抵抗、②不服従、③服従、④支持、⑤コミットとなる。レベル②~④は論理で動く範囲。レベル①と⑤は、論理だけではなく感情で動く領域となる。納得には、理屈面での納得感と感情面での納得感とがある。理屈だけの支持では、実行するのに必要な事柄は自分の役割の範囲内で自分が行うに留まるが、感情面での納得を得れば、提案・決定を自分自身で行ったものと同一視し、必要なことはみずから何でもするようになる。

 

感想

経営者に対してビジョンを実現する手段として自社の製品を売り込むという手法はなんとなくわかっていたつもりでしたが、この本できちんと言語化・図解されました。概念的には結構高度な内容ですが、とても読みやすいです。ここまで実践するのはなかなか大変ですが、参考にしていきたいと思います。

 

NEXT ACTION

  • 経営者層に面談の場を設けていただき、ビジョンの話をすることを心掛ける。話の抽象度を自在に操り、ビジョンの達成の実現のために製品が手段になっていることをうまく語る。話す相手に合わせて抽象度を使い分ける。

★★★一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 山﨑圭一

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目次

序章 人類の出現・文明の誕生

第1章 ヨーロッパの歴史

第2章 中東の歴史

第3章 インドの歴史

第4章 中国の歴史

第5章 一体化する世界の時代

第6章 革命の時代

第7章 帝国主義と世界大戦の時代

第8章 近代の中東・インド

第9章 近代の中国

第10章 現代の世界

 

感想

世界史がとにかくわかりやすく、楽しく学ぶことができました。断片的に聞いたことがあるだけの知識が繋がったり、歴史から学べる教訓が得られたりしました。著者のYouTubeの授業も聞いてみたいと思います。また、姉妹版の日本史も購入したいと思います。

★★★嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎・古賀史健

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目次

第一夜 トラウマを否定せよ

第二夜 すべての悩みは対人関係

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

 

気付き

(1)すべての悩みは対人関係の悩みである

個人だけで完結する悩み(内面の悩み)などというものは存在しない。どんな種類の悩みであれ、そこにはかならず他者の影が介在する。われわれを苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈である。人には無力な状態から脱したいと願う「優越性の追求」という普遍的な欲求を持っており、劣等感も使い方を間違えなければ、努力や成長の促進剤となる。自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態は劣等コンプレックスである。

(2)課題の分離・承認欲求の否定

われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。そして、他者の課題には踏み込まない。あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと(あるいは、自分の課題に土足で踏み込まれること)によって引き起こされる。それを見分ける方法は「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えること。馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない。自分の信じる最善の道を選ぶだけであり、その選択について他者がどのような評価を下すのか、これは他者の課題であって自分にはどうでもいい話である。自由とは他者から嫌われることである。他者の評価を機にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない。

(3)幸福とは、貢献感である

対人関係のゴールは共同体感覚である。それを持てるようになるために必要なのは、自己受容、他者信頼、そして他者貢献である。人間にとっての幸福は、「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いにより自らに価値があることを実感することである。貢献というのは、必ずしも行為ではなく、存在でもいい。承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。共同体感覚があれば他者からの承認はいらない。一般的な人生には意味はない。人生の意味は、自分自身に与えるものである。

 

名言Select

  • 神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ(ニーバーの祈り)

 

感想

色々なところで聞いてはいましたが、初めて本でアドラー心理学を学びました。「原因論から目的論」など、以上で取り上げていない中でも非常に重要なポイントが他にもたくさんあり、とにかく目から鱗の学びだらけの素晴らしい本でした。また、哲学やマインドフルネスとも大きく関わっている点が驚きでした。アドラー心理学をさらに深く学んでいきたいと思います。

 

NEXT ACTION

  • 他者の課題を切り分け、干渉しない。

★★SUPER MTG スーパー・ミーティング スティーヴン・G・ロゲルバーグ

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目次

はじめに サイエンス領域で「ミーティング」を研究する

第1部 科学が暴くミーティングの真実 僕らは「会議」をわかっていない

 1章 「ミーティングが多すぎる」 どこにでもある会社の、どこにでもいる社員の不満

 2章 ないと「ない」で問題 「ミーティングのない一日」は嫌

第2部 ミーティングをアップグレードする エビデンスベースの超具体的戦略、それを生む最新の分析

 3章 仕切り役に起きる妄想 「平均より上」バイアスが働く

 4章 48分間ミーティング 「1時間が最適」なんて誰が決めた?

 5章 アジェンダ神話 「プラン」はあればうまくいく?とんでもない

 6章 「人数」の科学 大きいことは悪いこと

 7章 「マンネリ化」は不可避? 「席順」がもたらす無視できない影響

 8章 「感情」が空気感染する 人が合理性より「空気感」で動く

 9章 話し合いパラドックス 黙ったほうが「まともな案」が出る

 10章 電話会議狂騒曲 「そこにいない人」とつつがなく打ち合わせする

 11章 スーパー・ミーティングの補論 確実なメソッド、それを可能にする理論

 

 気付き

(1)7人以上の集団で10%決める力が低下する

意思決定のために集まったグループで、メンバーが7人以上になると、1人増えるごとに効果的な決断力がおよそ10%減少する。また、メンバーの人数が多いほど、グループへの不満や非生産的な行動(個人間の争い、利己的な行動、リソースの無駄づかいなど)が多くなる。

(2)出てない人に「議事録」を渡す

詳細な議事録の役割は3つある。①ミーティング中の発言を正確に記録し、後から参照するときの助けになる。②自分の発言が他の人の耳に届き、記録に残されたことを発言者が確認できる。③ミーティングで決まったことを実行に移す責任者を記録することで、確実に行動につなげるようにする。ミーティングには出席しなかったが、それでも議題になったことに何らかの形で関わっているすべての人に議事録を配ることで、観客ばかりのミーティングになることを防ぐことができる。

(3)2回目で結論を出す

音声だけの会議では、真の合意に達するのは不可能。翌日、オンライン投票の機能を使って、それぞれのメンバーがベストだと思う案に投票することで、ベストでない結論に飛びつかずに済む。たいていのミーティングでは十分に話し合わず、結論を急ぐ傾向にある。最初に出たよさそうな案にみんなが賛成し、それでいいということになってしまうのだ。

 

名言Select

人生の冒険は学ぶことである。人生の目的は成長することである。人生の本質は変化することである。人生の挑戦は困難を乗り越えることである。人生の神髄は思いやりである。人生のチャンスは他者に仕えることである。人生の秘密は大胆に挑戦することである。人生のスパイスは誰かの味方になることである、人生の美しさは与えることである。(ウィリアム・アーサー・ウォード)

 

感想

会議やミーティングを改善したいと思い購入しました。本に対する期待値が上がり過ぎてしまい、期待したほど革新的なメソッドは得られませんでした。

 

NEXT ACTION

  • 議事録は非出席者にも回す。