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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★仕事の問題地図 沢渡あまね

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目次

はじめに~どうして仕事が進まない、終わらない?

1丁目 計画不在

2丁目 進捗不明

3丁目 一体感がない

4丁目 モチベーションが低い

5丁目 期限に終わらない

6丁目 意見を言わない

7丁目 有識者不在

8丁目 抵抗勢力の壁

9丁目 対立を避ける

10丁目 失敗しっぱなし

おわりに~「だって、人間だもの!」に向き合おう

 

 

気付きTOP3

(1)仕事が進まない、終わらない要因

①仕事の進め方・プロセスの問題(計画を立てられない、進捗が見えない)、②個人のスキルも関係する問題(期限に終えることができない)、③意識や気持ちの問題(一体感がない、モチベーションが低い)、④職場環境や雰囲気の問題(だれも意見を言わない)、⑤知識の問題(やり方を知らない)、⑥人間関係の問題(抵抗する人、邪魔をする人が多い)、⑦組織風土の問題(同じ失敗を繰り返す、失敗から学ばない)。

(2)インシデント管理

インシデント(通常の業務の遂行を妨げる、突発オーダー、トラブル、クレームなど)が仕事に横入りすることで計画通りに進まなくなる。インシデントを記録するフォーマットを作り、記録・共有することで、インシデントに対応する時間の目途がつくし、対応が得意な人にお願いすることもできる。

(3)対立は成功に不可欠なプロセスである

チームが形成される発展過程を示した「タックマンモデル」によると、チームが結束してパフォーマンスを発揮するようになるまでのフェーズには4つあり、①Forming:形成期(チームが結成されたばかり。メンバー同士、お互いをよく知らない。どことなくぎこちなく、遠慮しあっている)、②Storming:混乱期(メンバーによるゴールのとらえ方の違い、思いの違いなどが顕在化する時期。自己主張をし合い、意見の対立・衝突が起こる)、③Noriming:統一期(ゴールが共有され、チーム内のメンバーの役割認識や行動規範ができあがってくる。協力して行動するようになる)、④Performing:機能期(チームに結束が生まれ、ゴールに向かって主体的に行動し、チームとしてのパフォーマンスを発揮するようになる)、対立や衝突はチームがパフォーマンスを発揮するようになるために必須の過程にすぎないと理解できる。

 

感想

この本のすごいところは、やはり問題地図という題名の通り、問題の構造を図解しているところ、漠然とした問題をナンバリングして切り分けているところにあると思います。新しい知識や独創的なアイデアが書いてあるわけではないのですが、みんなが感じつつも言葉にできない漠然とした問題を図にしてくれている、痒い所に手が届く系の本です。姉妹本の「職場の問題地図」も読んでみようと思いました。読んでいるときの印象は、システムダイナミクス理論を背景にしているのかと感じていましたが、実はIT業界のプロジェクトマネジメント(PM)を基礎にしているものでした。組織レベルでの仕事の管理と、個人レベルでの仕事の管理はオーバーラップする部分があることに気付きました。

 

NEXT ACTION

  • 計画には、想定よりも1~2割のバッファー時間を増やしておき、インシデントに対応できる柔軟性をつける。
  • 自分・社内で既知なことと、未知なことに分けて、未知なことは、過度な自前主義にならずに外部に知識を求めるようにする。
  • 上司に聞かれる前に進捗報告をする。