BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する エリック・バーガー(著)・橘玲(監訳)・竹中てる実(訳)

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目次

序 論 なぜ、「成功する人の条件」を誰もが勘違いしているのか

第1章 成功するにはエリートコースを目指すべき?

第2章 「いい人」は成功できない?

第3章 勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?

第4章 なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか

第5章 「できる」と自信を持つには効果がある?

第6章 仕事バカ・・・それとも、ワーク・ライフ・バランス?

結 論 本当に人生を成功に導く法則は何か

 

気付きTOP3

(1)現実を本当に変える方法 ”WOOP”

引き寄せの法則」には効果がない。人間の脳は、幻想と現実を見分けるのが得意ではないために、何かを夢見ると、脳はすでに望みの物を手に入れたと勘違いしてしまうので、自分を奮い立たせ、目標を成し遂げるのに必要な資源を集結させなくなってしまう。その代わりにリラックスしてしまうのだ。目標を夢見た後に、目標達成するための計画をざっくりとしているだけで、目標を実現できる確率が40%上がる。予見できるどんな障害に対しても「IF-THEN」を考えることが重要である。WOOP:Wish(願い), Outcome(成果), Obstacle(障害), Plan(計画)とは、まず自分の願いや夢をイメージし、次に願いに関して自分が望む成果を具体的に思い描く。それから現実を直視し、目標達成への具体的な障害について考える。障害に対処する計画を考える。

(2)最大化ではなく満足化せよ

多くの選択肢があるとき、人は二つの方法で対処する:最大化と満足化。最大化とはすべての選択肢を探り、品定めし、最高のものを得ようとすること。満足化は自分が必要となるものを考え、そのニーズを充たすと思った最初の物を選択する。「これで充分」なものを得て満足する生き方だ。ストレス、成果、努力などのすべての要素を含めて判断した場合、じつは満足化こそが最大化する方法である。もし二つの事柄がトレードオフの関係にあるなら双方を最大化することは不可能だ。自分が何を望むのかを自分で決めないと、周囲の世界があなたに代わって決めることになる。幸福の必須要素:①幸福感、②達成感、③存在意義、④育成を考え、それぞれで「これで充分」に達することが必要だ。そして、つままされる人(Picker)ではなく、選ぶ人(Chooser)になるべきだ。

(3)快楽適応ー私たちはありがたみを忘れる

ネットワーク構築の第一歩は、すでに持っている人間関係を大切にすることだ。人々にもっとあなたと時間を過ごしたいと思ってもらう秘訣は、彼らに対する感謝の気持ちに他ならない。感謝こそは最強の兵器であり、また長続きする人間関係の礎である。ある男性は事件で死にかけたが命拾いをして、その後の一年はただ生きているだけで幸運だと感じた。だが特が経つにつれ快楽適応が作用し、些細なことにもイライラするようになった。生きていることが再び当たり前になったのだ。そこで、彼は毎年記念日を設定して、自分がどれほど幸運な男かを再認識するようにした。周りの人に感謝を伝えることによって自分がいかに恵まれているかあたらめて実感できるし、言われる相手との関係維持にも効果てきめんである。

 

感想

欧米ではすでに、医療や教育、政策立案といったことが根拠に基づいて(Evidence-based)行われているらしいです。この本は、膨大な論文を根拠にしていわゆる成功法則を論じているもので、数多くのデータが出てきて非常に面白かったです。天才の正体、理想の結婚相手の見つけ方、容姿がいいと成功しやすい理由といった面白い話が多く出てきます。350ページ以上ありますが、最初から最後まで密度が濃いです。

 

NEXT ACTION

  • 様々な想定に対してIF-THENを考えておく。
  • 1年に1回は生きているだけで幸せであることを再認識する機会を作る。