BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと マーカス・バッキンガム 加賀山卓朗(訳)

f:id:akinaritodoroki:20180501154950j:plain

目次

 第1章 「たったひとつのこと」について知る必要のある、いくつかのこと

第Ⅰ部 組織の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと

 第2章 マネジャーとリーダー -どうちがうのか?

 第3章 すぐれたマネジャーはチェスをする

 第4章 すぐれたリーダーは未来を描く

第Ⅱ部 個人の継続的な成功について あなたが知らなければならない たったひとつのこと

 第5章 何をするかではなく、何をしないか

 第6章 三つの主張

  主張1 正しい戦略を見つけ、それをもちいる

  主張2 欠点を見つけ、修正する

  主張3 強みを見つけ、磨きをかける

 第7章 これでは成功は継続しない

  退屈している場合

  満足感がない場合

  ストレスを感じる場合

  消耗している場合

 エピローグ アンバランスであることをめざして

 

気付き

(1)すぐれたマネジャーはチェスをする

すぐれたマネジャーがいつも考えているたったひとつのことは「部下一人ひとりの特色を発見し、それを有効に活用すること」である。マネジャーの出発点は部下一人ひとり。部下の才能、スキル、知識、経験、目標と言った要素を観察し、それを用いて彼らがそれぞれ成功できる将来計画を立てる。部下一人ひとりの成功に専念する。マネジャーに必要な4つのスキルは、①きちんと人を選ぶこと、②期待する仕事の内容をはっきり示すこと、③褒めることと認めること、④部下に気遣いを示すこと。個別化による4つのメリットは、①自分の時間を節約できる、②部下の方も責任感を持つようになる、③部下一人ひとりの独自性を活かすころで職場の一体感が強くなる、④周りの世界に健全な破壊をもたらすことができる。人材を有効に活用するために知っておくべき3つのことは、①強みと弱み、②引き金、③学習スタイル(分析・行動・観察)。

(2)すぐれたリーダーは未来を描く

すぐれたリーダーがいつも考えているたったひとつのことは「普遍的なことを発見して、それを活用すること」である。人間の5つの不安(欲求)は、①自分自身や家族の死に対する不安(安全への欲求)、②部外者に対する不安(共同体への欲求)、③未来に対する不安(明確さへの欲求)、④混沌に対する不安(権威への欲求)、⑤無価値であることへの不安(経緯への欲求)がある。リーダーは明確さへの欲求に応えるものである。未来を明確に描いて見せることである。すぐれたリーダーは、よりよい未来に向けて人々を一致団結させる。リーダーは現状に満足しない。リーダーには楽観主義と強い自我がある。マネジャーが人から出発するのに対して、リーダーは自分が描く未来のイメージから出発する。リーダーが示すことは、①誰のために働くか、②核となる強みは何か、③核となる尺度は何か、④今日できることは何か、である。

(3)何をするかではなく、何をしないか

個人の継続的な成功のために必要なたったひとつのことは「自分がしたくないことを見つけ出し、それをやめること」である。ここで継続的な成功とは、可能な限り大きな影響をもっとも長い期間与えることである。自分がしたくないこととは、退屈していること、満足感がないこと、ストレスを感じること、消耗していることである。①役割をやめる、②役割を微調整する、③正しいパートナーを探す、④役割の中で自分の力を引き出す側面を見つける、ことで強みの道から障害物を取り払う。

 

感想

リーダーとマネジャーという区別のつきにくい2つの役割について、明確な定義をしている点で目から鱗でした。明確な定義どころか、2つは真逆であること、リーダーは普遍的であること、マネジャーは個別的であることが納得できました。このことは一度読んだだけで強く頭に残りました。これまで読んだ本の中でも最も印象に残った本と言っても過言ではありません。「たったひとつのこと」とは、「様々な状況に幅広くて適用できるもので、乗数のような働きをし、行動の指針になるもの」です。つまり、このリーダーとマネジャーが考えているたったひとつのことを学ぶことで、自分がその立場になる上での羅針盤になるものです。自分の人生に大きな影響を与える本になるでしょう。

 

NEXT ACTION

  • リーダーシップを求められる場面では、何のために、何をすべきか、どこへ向かうのかといった未来のビジョンを明確に描き、皆に示す。