目次
プロローグ
第一章 「質問力」を技化する
1 「質問力」を鍛えるトレーニングメニュー
2 「質問力」の達人になる
第二章 いい質問とは何か? -座標軸を使って
1 「具体的かつ本質的」な質問を意識する
2 頭を整理させてくれる質問
3 現在と過去が絡まり合う質問
4 会社の命運を決めたたったひとつの質問
第三章 コミュニケーションの秘訣 -①沿う技
1 「うなずき」から「言い換え」へ
2 相手に共感して深めていく「沿う技」
3 ハイレベルな「沿う技」
4 相手を勉強したからこそできる「沿う技」古田敦也×周防正行
5 「本質的かつ専門的」な質問
第四章 コミュニケーションの秘訣 -②ずらす技
1 相手に沿いつつずらす技
2 ずらすコツは具体と抽象の往復運動
3 自分の経験に引きつけて絡ませる
第五章 クリエイティブな「質問力」
2 相手の経験世界に沿うクリエイティブな「質問力」
3 テーマ性を持って聞くクリエイティブな「質問力」
エピローグ
解説 「質問力」は、人間的魅力の一つ 斎藤兆史
気付き
(1)具体的かつ本質的な質問
抽象的で本質的な質問は、凡庸な答えになる。具体的で非本質的な質問はワイドショーのようなものであり、プロに対してするものではない。抽象的で非本質的なのは、哲学的にひねくれたようなものである。
(2)自分が聞きたい質問かつ相手が話したい・応えたい質問
相手が答えたくないのに自分が聞きたいから聞いてしまうのは子供である。相手も自分も望んでいないのは、ただ聞いてみただけの質問。相手が話したいことを自分は聞きたくないのに聞くのは気を配った大人の質問である。お互いの興味が合致したらストライクゾーンである。
(3)現在の文脈に沿っており、相手の経験世界・過去の文脈に沿っている質問
「昨日の夕食は何を食べた?」というような、現在の文脈にも合ってなく、相手の経験世界に踏み込まない質問が最も良くない。
感想
質問力というテーマで、斎藤先生お得意の2軸での分類は、さすがに感心しました。自分自身も相手に質問をすることが苦手ですが、理想の質問を頭に置いて、目指していきたいと思いました。
NEXT ACTION
- 理想の質問と比べて自分を振り返ってみる。