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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★会社の老化は止められない。 細谷功

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目次

第1章 会社の流れは一方向

・会社の営みは「老化との戦い」である

・会社にも「子供」「大人」「老人」がある

・会社は暗黙のうちに「不老不死」を信じている

・会社にはいくつもの不可逆プロセスが潜んでいる

・「エントロピー増大の法則」は会社にもあてはまる

・「人間の心理」も不可逆である

・老化した会社には「思考停止」現象が頻発する

第2章 老化した会社の「止められない」症候群

・数の増殖は止められない

・細分化の流れは止められない

・体脂肪の増加は止められない

・コミュニケーションコストの増大は止められない

・「性善説から性悪説へ」への流れは止められない

第3章 老化を加速させる大企業のジレンマ

・ブランド力を高めれば社員の依存心は増す

・組織化すれば付加価値が失われる

・評価指標を多様化すれば人材が凡庸化する

・外注化すれば空洞化する

・成熟すれば「みんな同じ」になる

M&Aは老化に拍車をかける

・規模の経済は「頭のかたい人材」を増やす

第4章 会社の老化がイノベーターを殺す

・多くはアンチイノベーターである

・老化すれば社内政治家が増える

パラダイム対立は意思決定の場で顕在化する

・思考回路は決して交わることがない

・イノベーターの戦いは孤独である

第5章 何がパラダイムシフトを阻むのか

・会社はなぜか老化と世代交代を前提としていない

・負債化した「常識」が会社の変革を妨げる

・会社にも「天動説と地動説」のごとき対立がある

・世代交代は最高の強制リセットである

・親会社の子離れ、子会社の親離れが世代交代を実現する

第6章 組織の宿命をどう乗り越えるか

・無駄な抵抗はやめて運命を受け入れる

・不可逆プロセスを遅らせる方策をとる

・企業内イノベーターには三つの選択肢がある

・新しいパラダイムは「会社」ではないかもしれない

あとがき -戦うイノベーターへ

 

気付き

(1)老化した会社には思考停止現象が頻発する

思考停止とは、上位概念で考えられなくなること。具体(×抽象)、部分(×全体)、手段(×目的)、主観(×客観)。

(2)組織化すれば付加価値が失われる

大企業に仕事を依頼するときに期待することは、何かあったときの対応、最低品質の保証である。つまり、誰が担当しても同じアウトプットが出てくることが期待されている。組織として仕事をするということは、各従業員が交換可能であることを意味する。そこで働く従業員は加点主義ではなく減点主義で評価されるようになる。

(3)未常識と超常識

非常識には二種類あり、まだ一つの時代の常識を身につけていない未常識と、常識を身につけて活用した後に次の時代に向けて過去の経験と知識をリセットしたうえで再構築し、その結果として前の常識を脱することができた超常識がある。その違いは哲学があるかどうか、上位概念に行けるかどうかである。

 

感想

就職活動中に、主にベンチャーの方から聞いていた大企業の問題点が、会社の老化という一つの概念で整理されました。自分にとって非常に印象に残り、指針となった本です。自分の会社でも老化することを理解して対応していくようにしたいです。

 

NEXT ACTION

  • 加点主義で人をみる。
  • 上位概念(中小・全体・目的・客観)で考えることを意識する。