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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ 細谷功

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目次

はじめに

序章 抽象化なくして生きられない

第1章 数と言葉 人間の頭はどこがすごいのか

第2章 デフォルメ すぐれた物まねや似顔絵とは

第3章 精神世界と物質世界 言葉には二つずつ意味がある

第4章 法則とパターン認識 一を聞いて十を知る

第5章 関係性と構造 図解の目的は何か

第6章 往復運動 たとえ話の成否は何で決まるか

第7章 相対的 「おにぎり」は具体か抽象か

第8章 本質 議論がかみ合わないのはなぜか

第9章 自由度 「原作」を読むか「映画」で見るか

第10章 価値観 「上流」と「下流」は世界が違う

第11章 量と質 「分厚い資料」か「一枚の図」か

第12章 二者択一と二項対立 そういうことを言ってるんじゃない?

第13章 ベクトル 哲学、理念、コンセプトの役割とは

第14章 アナロジー 「パクリ」と「アイデア」の違い

第15章 階層 かいつまんで話せるのはなぜか

第16章 バイアス 「本末転倒」は起こるメカニズム

第17章 理想と現実 実行に必要なのは何か

第18章 マジックミラー 「下」からは「上」は見えない

第19章 一方通行 一度手にしたら放せない

第20章 共通と相違 抽象化を妨げるものは何か

終章 抽象化だけでは生きにくい

おわりに

 

気付き

(1)世の永遠の議論

世の永遠の議論の大部分は。どのレベルで話をしているのかという視点が抜け落ちたままで進むため、永遠にかみ合わないことが多い。また、話がコロコロ変わると思われている人も、その人の話がコロコロ変わっているのではなくて、話を聞いている側に問題があることが多い。具体レベルでしか相手の言うことをとらえていないと、少しでも言うことが変わっただけで、心変わりと捉えてしまうからだ。抽象度が上がれば上がるほど、本質的な課題に迫っていくので、そう簡単に変化はしないもの。

(2)抽象的な二項対立と具体的な二者択一

抽象レベルで二項対立を捉えている人は、そこに考える視点(ものごとを考えるための方向性や視点)が出てくる。これに対して具体レベルでのみ見ていると、二項対立も二者択一に見えてしまい、世の中そんなに簡単に二つに分けられないとなってしまう。抽象レベルの方向性だけ示しているだけで、それに対する例外事項をあげはじめて反論をする。これは、全くレベルがかみ合わない議論になる。

(3)視野を広げる

抽象化思考を妨げるのは、自分(自分の仕事・組織・業界)だけが特別・特殊であるという考えである。人間は他人の成功例や失敗例は、あれは自分とは違うと考えがちで、他人に自分の話を一般化されることを嫌う傾向がある。抽象化思考を促すには、多種多様な経験を積むことはもちろん、本を読んだり映画を見たり、芸術を鑑賞することによって実際には経験したことのないことを議事経験することで視野を広げることができる。

 

感想

書いてることは、至極当たり前のように感じます。しかし、この本の価値は、書いてある中身よりも、具体と抽象に関する議論を体系的にまとめている点だと思います。つまり、目次にこそ価値があると感じました。

 

NEXT ACTION

  • 本や映画や芸術で、自分の視野を広げる。