目次
はじめに すべての考える人のために
序論 世界を考える道具をつくろう
第Ⅰ部 世界のとらえ方
1 自然と知識 環境をどうとらえるか?
2 技術と環境 人はどうやって世界をつくり、みずからをつくりだすのか
3 呪術と科学 私たちは世界といかにかかわっているのか
4 現実と異世界 「かもしれない」領域のフィールドワーク
第Ⅱ部 価値と秩序が生まれるとき
5 モノと芸術 人はなぜ美しさを感じるのか?
6 贈り物と負債 経済・政治・宗教の交わるところ
7 貨幣と信用 交換のしくみをつくりだす
8 国家とグローバリゼーション 国家のない社会を想像する
9 戦争と平和 人はなぜ戦うのか
第Ⅲ部 あらたな共同性へ
10 子どもと大人 私たちの来し方、行く先を見つめなおす
11 親族と名前 関係している状態をつくるもの
12 ケアと共同性 個人主義を超えて
13 市民社会と政治 牛もカラスもいる世界で
感想
話題になっている本であり、自分も文化人類学には少しだけ関りがあったので読んでみました。現代日本では当たり前に考えているシステムや考え方も、世界的には当たり前ではなく、ものの根本的な見方を考えさせられるような刺激が得られます。