目次
まえがき 頭がよくないと生き残れない時代
1日目 社会のことを知らないと物事の本質は見えない
2日目 頭がよくなるためのボキャブラリーを増やそう!
3日目 頭がよくなるための論理パターンベスト10
①カテゴリー
②主観と客観
③時間と空間
④イデア
⑤運動として捉える
⑥弁証法
⑦差異として捉える(否定的弁証法)
⑧構造主義
⑨因果関係
⑩人間にとっての意味
4日目 まずは100通りの物の見方で頭をほぐそう
5日目 言葉の家族、仲間、敵を探そう
6日目 論理的に話せない人へのとっておきのアドバイス
7日目 一言でキャッチーに表現するためのコツ
あとがき 頭がよくなるためにはモチベーションを維持することが大事
気付き
(1)社会を知る方法
物事の本質は一つ。でも、その一つの本質をつかむには、いったん物事の姿を相対化する必要がある。人の思考を自由にするためには教養が必要。最低限の教養とは、自然学(科学)、歴史、文学、時事(新聞・ニュース)の4つである。
(2)キャッチ―に表現するための6つの技
①言い切り型、②体言止め型、③ショック表現型、④造語型、⑤謎かけ型、⑥極論型。
(3)プラスアルファの哲学概念
①普遍と特殊、②矛盾状態(撞着語法)、③現実と理想、④上部下部構造、⑤観念と実在、⑥限界(臨界)状態、⑦量より質、⑧強度、⑨メタファー、⑩脱構築、⑪記号、⑫目的と手段(道具主義)、⑬システム、⑭一元・二元・多元論、⑮権力関係を見出す、⑯感情と理性、⑰存在論、⑱意志を見出す、⑲帰納と演繹、⑳規範として捉える。
感想
読みやすく面白い本でした。思考法として常識になっているもの、なっていないもの含めて、もともと哲学概念であるというのが大きな学びでした。「幸福とは何か」という問いに、本書を読む前には答えられなくても、読んだ後には答えられるようになっています。
NEXT ACTION
- キャッチ―な表現を考える際には、6つのテクニックを参考にする。