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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎・古賀史健

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目次

第一夜 トラウマを否定せよ

第二夜 すべての悩みは対人関係

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

 

気付き

(1)すべての悩みは対人関係の悩みである

個人だけで完結する悩み(内面の悩み)などというものは存在しない。どんな種類の悩みであれ、そこにはかならず他者の影が介在する。われわれを苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈である。人には無力な状態から脱したいと願う「優越性の追求」という普遍的な欲求を持っており、劣等感も使い方を間違えなければ、努力や成長の促進剤となる。自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態は劣等コンプレックスである。

(2)課題の分離・承認欲求の否定

われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。そして、他者の課題には踏み込まない。あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと(あるいは、自分の課題に土足で踏み込まれること)によって引き起こされる。それを見分ける方法は「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えること。馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない。自分の信じる最善の道を選ぶだけであり、その選択について他者がどのような評価を下すのか、これは他者の課題であって自分にはどうでもいい話である。自由とは他者から嫌われることである。他者の評価を機にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない。

(3)幸福とは、貢献感である

対人関係のゴールは共同体感覚である。それを持てるようになるために必要なのは、自己受容、他者信頼、そして他者貢献である。人間にとっての幸福は、「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いにより自らに価値があることを実感することである。貢献というのは、必ずしも行為ではなく、存在でもいい。承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。共同体感覚があれば他者からの承認はいらない。一般的な人生には意味はない。人生の意味は、自分自身に与えるものである。

 

名言Select

  • 神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ(ニーバーの祈り)

 

感想

色々なところで聞いてはいましたが、初めて本でアドラー心理学を学びました。「原因論から目的論」など、以上で取り上げていない中でも非常に重要なポイントが他にもたくさんあり、とにかく目から鱗の学びだらけの素晴らしい本でした。また、哲学やマインドフルネスとも大きく関わっている点が驚きでした。アドラー心理学をさらに深く学んでいきたいと思います。

 

NEXT ACTION

  • 他者の課題を切り分け、干渉しない。