目次
プロローグ 「幸せ成功力」はあなた自身の中にある
Chapter1 なぜ、人生で同じパターンを繰り返してしまうのか?
Chapter2 わかっているのにやめられない人たち
Chapter3 あなたを駆り立てる「無意識の声」
Chapter4 「幸せ成功力」を日増しに高める5つのステップ
Chapter5 「幸せ成功力」を手に入れた人たちの新しい人生
エピローグ 自分を、他者を受け入れるために
気付き
(1)ABC理論
アルバート・エリス博士のABC理論では、できごと(Activating Event)をビリーフ・信じ込み(Belief)で解釈して、結果(Consequence)としての感情や悩みが作り出される。私たちが傷ついたり、腹を立てたり、悩んだりする、本当の原因は、相手(他人)や状況にあるのではなく、私たち自身の受け止め方・考え方にある。そして、私たちの受け止め方・考え方を決めているのが、ビリーフである。
(2)合理的ビリーフと非合理的ビリーフ
「べき」や「ねばならない」という言葉を含むのは非合理的ビリーフである。「相手を不機嫌にするべきでなはない」「失敗してはならない」「配偶者は私の考えを理解すべきだ」「子どもは親に従順であらねばならない」「恋人はいつも私にやさしくあるべきだ」人生は、これらのビリーフのとおりにはならないから、いつもパニックになったり腹を立てることになる。一方で、いろいろなできごとに臨機応変に対応できるビリーフのことを合理的ビリーフと言う。「人に好かれるに越したことはない」というビリーフであれば、「・・・人間だから好き嫌いもあるさ」というように続けることもできる。
(3)怒りは2次的な感情
怒りの背後には、期待通りにはならなかった時の悲しみや不安、がっかりなどが隠れている。怒りが出てきても、後で「ん?今の怒りの背後にあった感情は?」と振り返ることで、自分の中の悲しみや不安に気付くことができる。これも日記を書くことによる効果。
名言Select
私は私のことをする。あなたはあなたのことをする。私は、あなたの期待に応えるために生きているわけではない。そしてあなたも、私の期待に応えるために生きているわけではない。私は私、あなたはあなた。もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ。もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ。(ゲシュタルトの祈り)
感想
非合理的なビリーフを解除する、無意識の心のブレーキを外すということ。これだけでとても大きな学びでした。
NEXT ACTION
- 自分が非合理的なビリーフ(べき論)に囚われていないかを考える。囚われているのであれば自分に手紙を書いて解除する。