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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 アダム・グラント

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目次

まえがき これは一人ひとりの人生を変えてしまう、すごいアイデア シェリル・サンドバーグ

PART1 変化を生み出す「創造的破壊」 「最初の一歩」をどう考えるか

PART2 大胆に発想し、緻密に進める キラリと光るアイデアとは

PART3 ”無関心”を”情熱”へ変える法 まわりを巻き込むタフな説得力

PART4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ チャンスを最大化するタイミング

PART5 「誰と組むか」が勝敗を決める パワフルな結束をつくる人の見分け方

PART6 「はみ出す人」こそ時代をつくる どこに可能性が隠されているか

PART7 ダメになる組織、飛躍する組織 風通しよく、進化を遂げるしくみづくり

PART8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ あらゆるものをエネルギーにする方法

監訳者のことば 「いわれてみれば当たり前」の珍味 楠木健

 

気付き

(1)リスクを嫌う人が起こした会社の方が存続する可能性が高い

ワービー・パーカー社を興した4人も含め、革新的な企業の創業者の大部分が起業後も本業を続けていた。ある分野で危険な行動を取ろうとするのなら、別の分野で慎重に行動することによって全体的なリスクのレベルを弱めようとする。常識的に考えれば、時間と労力を十分に注がなければいい仕事ができないだろうし、集中的に取り組まなければ会社は成長しないと考えられる。しかし、それはバランスの取れたリスク・ポートフォリオの利点を見逃している。ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれるのである。

(2)幅広い経験と深い経験が独自に組み合わされることで創造性は発揮される

会社を起こした人や特許の申請に貢献した人は、その他一般の人たちと比較してスケッチや絵画、建築、彫刻、文学などを趣味にしている確率が高かった。彼らが好奇心と高い能力を有していることの表れだ。一般的な科学者と比較した場合のノーベル賞受賞確率は、音楽を趣味にしている人は2倍、美術は7倍、工芸は7.5倍、文筆は12倍、舞台芸術は22倍だった。

(3)組織において注意すべきこと

組織の中で率先して行うと不利になる行動が一つある。それは提案すること。従業員が上司に向かってアイデアや問題を頻繁に意見するほど二年以内に昇給や昇進を受ける可能性が低くなった。地位の無い人が権力を行使しようとすると非難される。ものごとを変えようとがんばっているのに、相手から尊敬されていないことがわかると、怨恨の悪循環という火に油を注ぐことになる(地位と権限の法則)。地位は自分一人で主張することがえきない。努力して勝ち取るか、与えられるかだ。グループにおいて、共通の目標がグループを分断させてしまうことがある。非常に似通っている者同士のわずかな違いこそが、お互いの間に違和感や敵意と言った感情を生み出す原因になる(横方向の敵意)。もっとも保守的な政党の党員は、革新的な政党よりも、いちばん自分たちに似通っている政党に対して避難を示すことが多かった。組織の内部と外部の人間とでは認識が全く違う。内部の人間にとって、組織を代表するキーパーソンとは、組織の中心にいてグループともっとも密接にかかわっている人物。しかし、外部の人間にとっては、グループの代表者とはもっとも極端なものの味方をする人だ。

 

感想

メンタリストDaiGo氏が絶賛する本です。400ページ近くある大作ですが、とても素晴らしいと思いました。前作の「GIVE&TAKE」もまだ読んでいませんが大ヒット作です。本性としてリスクを回避しようとする普通の人が、流れに逆らう不安や恐怖をはねのけて、オリジナルな何かを実現させるためのさまざまなヒントを数多く含んでいます。

 

NEXT ACTION

  • 何かリスクのあることをしようとする際には、別の所でリスクヘッジをしておく。