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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★14歳からの哲学 考えるための教科書 池田晶子

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目次

Ⅰ 14歳からの哲学[A]

 1 考える[1]

 2 考える[2]

 3 考える[3]

 4 言葉[1]

 5 言葉[2]

 6 自分とは誰か

 7 死をどう考えるか

 8 体の見方

 9 心はどこにある

 10 他人とは何か

Ⅱ 14歳からの哲学[B]

 11 家族

 12 社会

 13 規則

 14 理想と現実

 15 友情と愛情

 16 恋愛と性

 17 仕事と生活

 18 品格と名誉

 19 本物と偽物

 20 メディアと書物

Ⅲ 17歳からの哲学

 21 宇宙と科学

 22 歴史と人類

 23 善悪[1]

 24 善悪[2]

 25 自由

 26 宗教

 27 人生の意味[1]

 28 人生の意味[2]

 29 存在の謎[1]

 30 存在の謎[2]

 

気付き

(1)本当に人を好きになるとは

人が人を好きになるのに明確な理由はない。本当に好きなら、やっぱりこれも無条件。もしも、きれいでカッコいいという条件によって、その人のことが好きなのなら、その人が何かの理由で不細工になったら、たちまちイヤになるはず。だったら、本当に好きだったのではなかったわけだ。お金にひかれる友情と同じで、見た目にひかれる恋愛というのも、やっぱり本当ではないわけだ。

(2)命よりも大事なもの

人間には命より大事なものがある。それが精神の正しさ、美しさ、その高さだ。命が大事なものであり得るのは、精神が大事なものであると自覚して生きるからでしかあり得ない。命の価値について考えられるのは、精神があるこそからなのだ。生き延びることそれ自体、摂食と快楽を求めるだけの生なら動物の生に等しい。

(3)人生の意味

人生が存在することには意味も理由もない。それ自体が奇跡的な出来事だからだ。人生は一瞬一瞬が自由による選択だ。その時、人は、何を基準にその選択を為すだろう。自由を制限する社会も規則も、そして神も、存在してはいないとしたら、人は何を基準に自分の行為を選択すればいいのだろう。自分の選択、それ以外に基準はない。善悪という基準、価値の基準は、自分の中に自分の心に、明らかに存在している。だから、人生を生きるための価値は、明らかに存在している。

 

感想

あとがきにもあるように、言葉や語り口は中学生向けに優しいが、内容は一切手加減がないです。14歳の倍の年齢で読むことになりましたが、大人が読んでも十分読みごたえがあります。