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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 前野隆司

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目次

序章 役に立つ幸福学とは

第1章 幸せ研究の基礎を知る

第2章 幸せの四つの因子

第3章 幸せな人と社会の創り方

 

気付き

(1)本当の自己実現とは

幸せの四つの因子(やってみよう因子・ありがとう因子・なんとかなる因子・あなたらしく因子)のうち、やってみよう因子は、コンピテンス、社会の要請、個人的成長、自己実現(今の自分は本当になりたかった自分である)に関係する。これは、競争や、地位や名誉や金といった画一的な地位財を得ることを目指すのではなくて、地球上の全人類が、小さくてもいいから自分らしさを見つけ、個性を活かして社会の中で自分らしく生きていくようなあり方である。言い換えると、オタク・天才・達人を目指すということである。

(2)年齢を重ねると性格は良くなり幸福度も高まる

性格と幸せについては、性格が良い(ビッグファイブが高い)方が幸せな傾向がある。しかも、ビッグファイブは5つとも(※神経症傾向は反転して)年齢の上昇とともに上昇する傾向が見られた。年を重ねるということは、いろいろな経験をすること。人間、丸くなると言うように、癖が無くなって外交的になる。協調的、良識的、情緒安定的になり、知的好奇心が高まる。人生とは修行であると言われるように、人格形成でよりよい自分になっていく。

(3)上を向こう

下を向いているより、上を向いている方が明るいポジティブな気分になる。考え事をするときも、上を向いて「え~と」と言う人は枠外思考で、これまでの常識を超えて広く新しい答えを導こうとするやり方、腕組みをして下を向いて「う~ん」と考える人は、枠内思考で、自分の知っている枠内から答えを思い出そうとする、ないしは論理的に導き出そうとする。前者はポジティブに関係性に着目し、後者はネガティブに個別要素に着目する。

 

感想

ロボット学者が書いた幸福論の研究です。要因分析による科学的な手法での分析結果であり、説得力があります。特に勇気をもらったのは、年齢を重ねるほど、性格が良くなり、幸福度も高まるという研究結果です。なんとなく実感でも感じていましたが、これだけでとても人生が肯定されるような気がします。