目次
■はじめに ー科学的に正しい「脳の休め方」
■まずはこれだけ!脳の疲労を解消する7つの休息法
1 とにかく脳がつかれているとき -マインドフルネス呼吸法
2 気づくと考えごとをしているとき -ムーブメント瞑想
3 ストレスで体調がすぐれないとき -ブリージング・スペース
4 思考のループから脱したいとき -モンキーマインド解消法
5 怒りや衝動に流されそうなとき -RAIN
6 他人へのマイナス感情があるとき ーやさしさのメッタ
7 身体に違和感・痛みがあるとき -ボディスキャン
■マインドフルネス・モーメント 「最高の休息法」の物語
Prologue ニューヘイブンの隠者
Lecture 0 最先端脳科学が注目する「脳の休め方」
Lecture 1 「疲れない心」を科学的につくるには?-脳科学と瞑想のあいだ
Lecture 2 「疲れやすい人」の脳の習慣 -「いま」から目をそらさない
Lecture 3 「自動操縦」が脳を疲弊させる -集中力を高める方法
Lecture 4 脳を洗浄する「睡眠」×「瞑想」 -やさしさのメッタ
Lecture 5 偏桃体は抑えつけるな!-疲れを溜め込まない「不安解消法」
Lecture 6 さよなら、モンキーマインド -こうして雑念は消える
Lecture 7 「怒りと疲れ」の意外な関係性 -「緊急モード」の脳科学
Lecture 8 レジリエンスの脳科学 -瞑想が「折れない心」をつくる
Lecture 9 脳から身体を治す -副交感神経トレーニング
Lecture 10 脳には脳の休め方がある -人と組織に必要な「やさしさ」
Epilogue 思いやりのメッタ
■おわりに -DoingからBeingへ
気付きTOP3
(1)DMNが脳の消費エネルギーの60~80%を占める
デフォルトモードネットワーク(DMN)とは、脳が意識的な活動をしていないときに働くベースライン活動であり、自動車のアイドリングのようなものである。DMNは脳の消費エネルギーの60~80%を占める。脳は、身体の消費エネルギーの20%を占めるから、DMNは身体全体の12~16%のエネルギーを消費しているともいえる。DMNを抑えないと、真の休息は取ることができない。
(2)脳の疲労を回復させる方法
脳の疲労は、過去と未来からくる。マインドフルネス(評価や判断をくわえずに、いまここの経験に対して能動的に注意を向けること)により過去と未来からのストレスから解放されることができる。具体的な疲労回復の方法としては、①運動、②ON/OFFの切り替えの儀式、③自然に触れる、④美に触れる、⑤没頭できるものを持つ、⑥故郷を訪れる、といったことがある。
(3)幸福の48%は遺伝。だから感謝が重要
人間の幸せの48%は遺伝子により規定される。残り52%のうち、財産や社会的地位の影響はわずか10%程度。42%が個々人の行動や気持ちということになる。幸福度を高める生き方の因子が感謝である。
感想
話題のマインドフルネスに関する本です。読みやすい物語調で進むので、すぐに読み終わりました。結局マインドフルネスとは何か、どう実践するのかというのはまだわからないところもありますが、引き続き他の本でも勉強してみようと思います。
NEXT ACTION
- 雑念にとらわれないように今に集中する。
- ヨガを習慣化する。