目次
第1章 新しい世界、立ちすくむ日本
第2章 なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか
第3章 先進企業は、どのように人材に投資しているのか
第4章 地球規模で活躍するリーダーに求められる能力
第5章 グローバル人材育成のために日本企業ができること
気付きTOP3
(1)グローバリゼーションの過程
①国内に焦点、②輸出、③地域に焦点、④国境なきグローバル事業の過程を経る。輸出と海外直接投資の軸で考えた時に、まず輸出が増え、次に海外直接投資が増える。
(2)グローバル・マインドセット
①認知管理力、②自己管理力、③関係構築力の3つが求められる。認知管理力がないと調整役、自己管理力がないと日和見主義者、関係構築力がないと冒険者になる。認知管理力しかないと観察者、自己管理力しかないと孤立主義者、関係構築力しかないと異業種交流好きとなる。すべてを兼ね備えればグローブトロッター、すべてが欠如していると引きこもりである。
(3)グローバルな統合とローカルな適応のバランス
グローバルな統合をしないと営業の効率が低下するが、ローカルな適応も必要である。例外としてアップルはグローバルな統合のみで成功している。
感想
ビジネススクールの学長が書いた本で、教科書的な感じもしますが、教科書としても面白い内容でした。グローバルトップ企業は幹部育成に相当な投資をしていることがわかりました。
NEXT ACTION
- 海外展開の際にはローカライズを戦略的に考える。