目次
はじめに 「いつでも転職できる」の確信を持った人だけが、自由になれる
プロローグ このままでいいわけがない。だけど… 「漠然とした不安」の正体
第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ 「一生食える」を確保する4つのステップ
STEP1 自分の「マーケットバリュー」を測る
STEP2 今の仕事の「寿命」を知る
STEP3 強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボットする
STEP4 伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める
第2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない 「組織の論理」が人の心を殺すとき
第3章 あなたがいなくなっても、確実に会社は回る 残される社員、ついてくるパートナーとどう向き合うか
第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか? 心から納得のいく仕事を見つけるために必要なこと
おわりに
ノートまとめ
気付き
(1)マーケットバリューの測り方と典型的なキャリア
マーケットバリューには3つあり、技術資産、人的資産、そして業界の生産性である。典型的なキャリアとして、技術資産×業界の生産性=プロフェッショナル、人的資産×業界の生産性=業界出世型、技術資産×人的資産=ニッチスター型のキャリアとなる。業界の生産性は、最大でGDP20倍の差がある。給料でも10倍の差になる。伸びている業界に身を置くことはそれだけで価値がある。後追いで参入にする企業にとって価値ある人材となる。
(2)伸びるサービス
伸びるサービスは、業界の非効率を必ず突いてくる。業界が30年以上続いていて、かつその業界の中に非効率があり、まったく違うアプローチで攻めている事業を持つ会社。
(3)ほとんどの人に「やりたいこと」は必要ない
人間には「何をするか」に重きをおくto do 型の人間と「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。99%の人間はbeing型。だから心からやりたいことがなくても悲観する必要はない。being型の人間が仕事を楽しむための二つの条件は、①マーケットバリュー高めること、②その上で、仕事でつく小さな嘘を最小化すること。自分を好きになれなければ、いくらマーケットバリューが高まり、自分が強くなっても、そのゲームを楽しむことはできない。
感想
話題になっているので読んでみました。物語形式ですがリアリティがあり、面白かったです。転職に限らずキャリア論の教科書として就活生にもおすすめできそうです。
NEXT ACTION
- 業界にある非効率に注目する。
- 小さな嘘を無視しない。