目次
はじめに いま起きている3つの大きな変化
変化1 社会やビジネスが、いっそうインターネット化する
変化2 これから社会で活躍できるのは、プロフェッショナルだけになる
変化3 会社と個人の関係が根底から変わる
第1章 どこでも誰とでも働ける仕事術
第2章 人生100年時代の転職哲学
第3章 AI時代に通用する働き方のヒント
おわりに 『やっぱりおおかみ』とゲゼルシャフト
気付き
(1)自分が持つ知識はできる限りオープンにした方が得をする
インターネット時代においては、自分が先取りした情報やアイデアも、世界中で1000人くらいは思いついているもの。自分が隠しても誰かに先にやられてしまう。結局スペード勝負ということであれば、自分だけでコツコツやるのではなく、オープンにしてまわりの人をどんどん巻き込んでスピーディに実現しないと間に合わない。また、自分の持つ知識をオープンにすると、旗を立てる効果があり、それに関心がある人達や情報が集まってくる。
(2)相手の期待値をコントロールする
相手の期待を105%、110%と上回って初めて次のチャンスが巡ってくる。期待値をある程度高めて相手の行動を引き出しつつ、それ以上は無理に上げず、逆にいったん落ち着かせる。その後の本番で、期待値をはるかに超えるサプライズを演出する。
(3)純粋想起になれば仕事は向こうからやってくる
ブランド戦略において、ジャンルの言葉をつくらないことを目指す。たとえばバンドエイドに対する絆創膏がジャンルの言葉である。ゼクシィもジャンルの言葉を上回るブランド力を誇る。キャリアにおいても肩書はジャンルの言葉であり、それがある時点で他の人と比べられている。
感想
新しい時代のキャリア論が学べます。グーグルや楽天、ドコモ、リクルートなど12の会社で働いた著者がそれぞれの会社で学んだ具体的な内容にも言及されており、貴重な知見です。
NEXT ACTION
- 出会った人で特に繋がりたい人の名前をGoogle Alertに登録する。
- 相手の期待値を上げ過ぎないように注意する。