目次
はじめに
第1章 「プロマネ」仕事術は、全ビジネスパーソンの必須スキル ー日本の職場から「デスマーチ」を撲滅するために
第2章 チーム仕事のスピードは、「立ち上げ」段階で9割決まる -最大の時間泥棒「手戻り」を防ぐ7つのポイント
第3章 ゴールへの最短最速ルートを「プランニング」する -「タスク出し」と「スケジューリング」7つのポイント
第4章 こう「実行」すれば、納期を余裕で守れる -「進捗管理」と「会議・ミーティング」7つのポイント
第5章 「想定外&トラブル」を切り抜けるリアル・ノウハウ -プロマネの「よくある悩み」に答えます!
第6章 究極の「プロマネ」仕事術・孫社長流「新規事業立ち上げ術」 -「リスク」を最小化し、「リターン」を最大化する秘訣
おわりに -日本を「プロジェクト大国」にするために
気付き
(1)プロジェクトのチャーター
プロジェクトマネージャーはチャーター(Charter)を書いてプロジェクトオーナーに示し、オーナーから認可を受ける。チャーターに盛り込む内容は、①プロジェクトの目的・ミッション、ゴールイメージ、求められる成果物、②プロジェクトオーナー名、プロジェクトマネージャー名、③ステークホルダー一覧、④数値でチェックできる目標と関連する成功基準、⑤前提条件、⑥スケジュール(納期)とマイルストーン、⑦予算。
(2)即行動につながる会議のコツ
会議を開く以上は必ずその場で結論を出し、終了したらすぐ行動に移れるようにすることが重要。①物事を決めるのに必要な権限と情報を持った参加者を揃える、②会議の議題を明確にし、事前に参加者と共有しておく、③出てきた話について報告・決定・未決を分ける、④何を・誰が・いつまでにやるかを明確にする、⑤会議の最後に、全員で議事録を共有する(配布先、出席者名、作成者、作成日を明記)。
(3)タスクのアウトプットは「モノ」で明確に定義する
タスク出しをしたら、次はそれぞれのアウトプットを定義する。ここで重要なのはモノ(名詞)で定義すること。動詞でアウトプットを伝えると失敗する。調査であれば、報告書の提出を定義する。
感想
プロジェクトマネジメントは、新規事業担当者やSEの仕事を管理するような人の仕事のイメージがありましたが、プロジェクト的な仕事というのはルーティーン以外のすべての仕事になりますので、意外と身近なものということがわかりました。そのPMに関するノウハウが詰め込まれていますので、誰にでも役に立つ内容だと思います。
NEXT ACTION
- 議事録ではタスクを明確化する。
- タスクのアウトプットは名詞で定義する。