目次
はじめに
序章 社長が変われば社員も変わる
第1章 経営がわからないと勝ち残れない
第2章 事業の本質がわからないとダメになる
第3章 戦略的思考がないと生き残れない
第4章 懐が深くないと社員が離れていく
気付き
(1)正当過失の原則と例外の原則
仕事はまかせても責任はまかせない。会社の方針が誤っていたり、指示・命令の仕方が悪くてクレームなどが生じたら、部下に責任を問うことはできない(正当過失の原則)。また、日常的な業務、反復される業務はルールを作って部下に任せ、例外的な業務(クレーム処理、資金繰りなど)についてだけ社長の任務とする(例外の原則)
(2)目標管理の整理
目標は目的別にみると①業績志向型、②能力向上型があり、実施面からみると、①結果重視型と②プロセス重視型がある。目標管理は業績を上げる仕組みであり、また人事評価にも生かされるべき。さらに目標管理を導入することは会社の問題点を浮き彫りにする。
(3)リスクマネジメントで考えること
最低限必要なリスクマネジメントとして、①製造物責任(PL)法対策、②自然災害、③知的所有権、④経営戦略、⑤環境問題、⑥労働災害・労働安全管理、⑦従業員、⑧企業倒産対策、⑨プロフェッショナルライアビリティー、⑩税務、⑪事業承継・相続対策、⑫生命保険・損害保険、⑬不動産などのリスク対策を考える必要がある。
感想
数多くの中小企業の会社をコンサルしてきた経験から、数多くの失敗・倒産例が書かれています。あれも、これも社長の責任、仕事だと書かれているので、社長という職責は大変なんだなぁとつくづく感じます