目次
序章 なぜ、うまく叱れない上司が増えているのか
第1章 「叱る」ことにまつわる8つのジレンマ
第2章 「叱る」をやめると部下がぐんぐん動き出す!
第3章 「叱らない」からうまくいく!3つの解決策
第4章 「叱らない」でできる!部下を認めて伸ばす20のルール
気付き
(1)部下の正しい方向への導き方
①事実と感情を切り分ける。②事実(=問題点)を改善するにはどうすればいいのかを、部下との対話を通して探っていく、③部下の問題、ミスの原因と合わせて改善策を考える。なお、改善策は3つの原因に照らし合わせると考えやすい。ミスの原因は、人に由来するミス(知識・スキル不足、慣れ・過信、集中力・コミュニケーション不備)、道具に由来するミス(煩雑なマニュアル等)、環境に由来するミスがある。
(2)感情と事実を分けるセルフコントロール
まず自分の気持ちに耳を傾ける。セルフトークをしながら自分の気持ちに寄り添って言葉の中に隠れた感情に気付き、冷静な自分を取り戻す。そして一度遠くを見た後に近くを見る。未来のありたい姿に思いを馳せ、そこから現在に目を向けると、目の前の問題がそれほど大きく感じられなくなり、イライラや不安が軽減される。
(3)改善要求はIメッセージで伝える
部下の行動を促すのに効果的な方法がI(アイ)メッセージ。私(I)を主語にして伝えること。「あなたの行動について、私はとても残念に思っている」のように私はこう感じている、こう思うといった表現で伝える。
感想
本書で言う「叱る」とは、一般的に言う「怒る」ということにあたると思いました。ポイントは感情を入れずに、論理的に語るということと受け取りました。
NEXT ACTION
- Iメッセージを活用する。
- プラスのストロークを積極的に与える。