目次
Ⅰ 始計篇
Ⅱ 作戦篇
Ⅲ 謀攻篇
Ⅳ 軍形篇
Ⅴ 兵勢篇
Ⅵ 虚実篇
Ⅶ 軍争篇
Ⅷ 九変篇
Ⅸ 行軍篇
Ⅹ 地形篇
Ⅺ 九地篇
Ⅻ 火攻篇
ⅩⅢ 用間篇
名言Select
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逃げるのは積極戦略。トップとしての資格が問われるのは、劣勢に立たされた時の判断である。撤退の時期を誤らないことこそすぐれた経営者の条件。
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彼を知り己れを知れば、百戦して殆うからず。
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守りを固めるのは、自軍が劣勢な場合であり、攻勢に出るのは、自軍が優勢な場合である。
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戦争の勝敗は、次の要素によって決定される。①国土の広狭、②資源の多寡、③人口の多少、④戦力の強弱、⑤勝敗の帰趨。
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兵力劣勢な中小企業に互して行くには、一点集中主義、つまり有力なアイデア商品の開発につとめようということになるかもしれない。大企業と同じことをやっていたのでは勝負にならない。
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どんな組織でも、いったんできあがってしまうと形骸化し、機動性を失っていく宿命を負っている。
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上善は水のごとし(老子)。
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経済情勢の変化に期待をかけるのではなく、どんな経済情勢の下においてもやっていけるような「全天候型」をめざせ。
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必死は殺され、必生は虜にさる。
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将軍がやたらに賞状や賞金を乱発するのは、ゆきづまっている証拠である。逆に、しきりに罰を科すのも、ゆきづまっているしるしである。
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容れ物が危いとなれば、それに乗り合わせた者は、利害の対立を越えて協力せざるをえないのである。この戦略は、国の場合にもよく使われる。
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間者(スパイ)には5種類ある。①郷間(敵国の領民を使う)、②内間(敵国の役人を買収)、③反間(敵の間者をてなづけて逆用)、④死間(死を覚悟の上で敵国に侵入し偽の情報を流す)、⑤生間(敵国から生還して情報をもたらす)。
感想
現代でも多くの経営者が参考にしているという孫氏の兵法です。また他の本でも読んでみて自分の身体に染み込むようにしたいです。