目次
はじめに
第1章 ビジネスは「戦い」ではない
第2章 自分の「感性」で生きる
第3章 「成功」は捨て続ける
第4章 「偉い人」はいらない
第5章 余計なことは全部やめる
第6章 イノベーションは目指さない
気付き
(1)リソースが足りないからこそ人は考える
ビジネスをするうえでは、リソースが欠かせない。現場に必要なリソースを用意するのは経営の責任。しかし、リソースはいつも足りないのがビジネスの現実。大切なのは、そのなかでいかに知恵を絞って結果を出すか。その試行錯誤の中でこそ、本物の仕事力は鍛えられる。
(2)会社を動物園にしない
ベンチャーが成功したら、みんなが幸せになってしまった。給料が増えて、結婚し家を買い、早く帰るようになった。それは危ない。なぜなら年功序列的な給与制度だったから。このまま会社に残ればエスカレーターのように自動的に上がっていけると考えた人たちは、かつてギラギラ働いた野性的な姿が失われ牙を抜かれたようになってしまった。人は一度幸せになると、それ以上を求めなくなる。幸せの先に幸せはない。
(3)統制はいらない。現場こそ最高の意思決定者
意思決定には、自分で決めるか、決める人を決める、この二つ。事業領域について自分より強い人に権限を委譲して、すべての意思決定を一任する。誰に任せるのか?これこそがリーダーの最も重要な意思決定。意思決定はできるだけ現場に近い所で行った方がいい。
感想
●●はいらない。ということがたくさん書いてありますが、結局言いたいのは、「ユーザーのためになることだけを極限まで考えろ」ということで、それ以外のことは不要であるということだと受け止めました。これがシンプルに考えるという意味だと思いました。
NEXT ACTION
- 与えられたリソースを理解し、その中で工夫することを楽しむ。