目次
はじめに 会社の奴隷解放宣言
第1章 君は誰を笑顔にしたか?
第2章 己の名をあげろ
第3章 会社なんて幻想だ。大いに利用せよ
第4章 市場を支配しろ
第5章 発信者たれ!
第6章 真っ当な人間であれ
第7章 たかがカネのために働くな 仕事とはカネで買えないエンターテイメントである
おわりに さあ、砂かぶり席でワクワクしよう!
気付き
(1)金魚鉢理論
水槽の真ん中に透明なアクリル板を入れて、片方にだけ金魚を寄せる。しばらく経つと、金魚は向こう側に行けないということに気付き、片側だけで暮らしだす。あるときその仕切りをパッと取る。しかし、金魚はそのまま水槽の片側でしか暮らさない(学習性無力感)。そこに、新しい金魚を2、3匹ほど水槽に入れると、無邪気に水槽全体を泳ぎ回る。それを見た古い金魚は、あれ?そっち側に行けるのか!となる。新入社員には、この新しい金魚の役割がある。経験や知識がないのは、むしろ若者の強み。新人がすぐにできる最大の貢献は、組織に流れる暗黙のルールをゼロベースで問い直すこと。
(2)武士は打ち首。サラリーマンはノーリスク
実はサラリーマンこそ、ギャンブルし放題。会社の持っている資産を利用させてもらいながら、自分なら勝てるはず!と思うギャンブルに挑むという最高過ぎる特権を活かさない手はない。悪意をもって会社に損失を負わせたわけでなければ、失敗は会社の財産になり、自分自身の経験に変わる。
(3)ブランド人が正しく持つべきプライドと自信
いわゆるプライドを指す英単語には、confidenceとself-esteemの2つがある。confidenceとは、今この瞬間、全てを失っても、俺は俺だ。いつだってゼロからやり直してまた這い上がってみせるぜ!という自分自身の内発的な強さに由来するもの。self-esteemとは、立派な組織に所属している自分はすごいという自分の外側にあるものに依存するもの。正しく持つべきプライドであり自身とは、confidenceの方であって、身にまとっているself-esteem由来の変なエリート意識など邪魔なだけ。プライドなんか必要ならいつだった捨て土下座する。なぜならば、そんなことで自分の価値は1ミリも下がらないと自分で確信できているから。
感想
Twitterのインフルエンサーとして知られる田端氏の著書です。田端氏の考え方がよくわかります。
NEXT ACTION
- 金魚鉢理論を後輩に説く。