目次
はじめに ー 部下500人分の資料もデスク1つで大丈夫
CHAPTER1 トヨタ流「片づけ」で仕事が変わる!うまくいく!
CHAPTER2 ムダを減らすトヨタの「整理術」
CHAPTER3 仕事を効率化させるトヨタの「整頓術」
CHAPTER4 トヨタ流片づけが「習慣化」する方法
気付き
(1)人を責めるな。しくみを責めろ。
人間はただでさえ、自分の失敗を認めたくない。そのうえ、何か失敗するたびに、本人の責任を問い詰めていたら、ミスした時にそれを隠すようになる。そうなると、問題が見えなくなり、会社にとっては大きな損害になる。それは整理についていえば、隠されたものが積み上がるといった形であらわれる。そうした人間の心の弱い面を理解したうえで、捨てるためのルールをつくる、期限をもうけるといったしくみをつくることが大切。精神論だけでは片づけは実行できない。
(2)先に入ってきたものから先に出しなさい
先入先出は、デスクまわりを整理するうえでも基本となる考え方。たとえば、書類や資料は、整理を意識せずにいると、日々デスクの上に積み重なっていく。すると、下の方に埋もれてしまった書類や資料は、見返すことがなく、重要な案件が未処理になってしまう事態も発生する。たとえば、デスク上に書類を受け取るためのトレーを一つ用意し(書類の入口を1つに限定し)、一日に何度か、そのトレーにたまった書類を入ってきた順に処理する。
(3)付随作業がゼロになるように置き場を決める
トヨタの現場では、人の動きを4つに分類しており、①主作業、②付随作業、③準備・後始末作業、④ムダ・例外作業。付随作業をできるだけ少なくし、主作業の割合を増やしていくようにすると、日々の仕事はより効率的で快適なものになる。モノを探している時間は、ムダ・例外作業にあたり、何の意味も持たず、削減しなければならない。
感想
大掃除のシーズンということもあり読んでみました。トヨタがここまで5Sにこだわっているとは知りませんでした。ノウハウというより、徹底的な精神が社員に埋め込まれいてるのだろうと想像されます。また、余談ですがトヨタほどになると、課長で部下が500人もいるということには驚きました。
NEXT ACTION
- 先入先出の書類管理をする。
- デスク上は空にして帰る。