目次
はじめに
山に登って絶望を見た
育児放棄をした過去
巡り巡る物語
信じ抜くんだ。たとえ一人になっても。
ファンとは何か?
時代が変わった日
僕らが起こした事件
「面白い」を基盤から作る
鳴り止まないエンターテイメント
『映画 えんとつ町のプペル』の製作総指揮を務める覚悟
忘れないように、忘れられないように
100年に一度のウイルスに襲われた挑戦
日本中から笑われた夢がある
ゴミ人間
気付き
(1)何をしたら確実に目標が達成できないか
「目的を達成する為に何をするべきか?」を考えるのではなく、「何をしたら確実に目的が達成できないか?」をリストアップする。「報われる努力」に巡り合えるかどうかは「運」が絡んでくるので、コントロールすることができないが、「報われない努力」を排除することには「運」が絡んでこないのでコントロール可能。
(2)素人がプロに勝つポイントは「時間」
一つの作品を仕上げるまでにかけられる時間は、絵を描くことを生業としている人は、コンスタントに短い時間で作品を仕上げ続けないといけない。作品の売上で生計を立てているから。専業家には時間の自由がなく、複業家には時間の自由がある。場合によっては、複業家は一つの作品を仕上げるまでに10年かけることも可能。
(3)リーダーの仕事
①全員の意見に耳を傾けて、最後は独裁する。多数決はしてはいけない。多数決で決めてしまうと、「決めたのはキミ達じゃないか」という言い訳が残る。全員が反対しようとも、結果的に全員を守れるのであれば、反対意見を押し通すのがリーダーの仕事。②正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする。誰もやったことがない挑戦には正解がない。その問題に確かな正解があるのであれば、皆で正解を選べばいいだけの話なので、リーダーは必要ない。選んだ道を正解にする為の施策を全て打つのがリーダーの仕事。
感想
映画えんとつ町のプペルができるまでの過程を振り返ったエッセイです。映画も見ましたし、西野さんのオンラインサロンにも入っているので、知っている話も多かったですが、やはり芸人としての成功を投げ捨てて、0から絵本作家になり、世間のバッシングを浴び続けたなか、圧倒的な努力をし続けてきた人がいるということには、勇気づけられると思います。