目次
プロローグ ー経営はストリートから始まったー
第1章 人は絆にお金を払う
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
第4章 ニューヨーク奮闘記
第5章 SHOWROOM起業
第6章 SHOWROOMの未来
エピローグ -コンパスは持っているかー
解説 箕輪厚介
気付き
(1)ファンビジネスの4象限
ファンビジネスは、ファンの数と、距離感で分類できる。ファン数が多く低密でで更新頻度が少ない偶像はトップタレント、ファン数は少ないが偶像なのは大手事務所所属の新人タレントなど、ファンは少ないが高密度で更新頻度が多い身近な存在はストリートミュージシャンなど、そしてファンが多くて身近なのがSHOWROOMの配信者である。現代のクオリティコンテンツとは、プロがお金をかけて練り上げた完成品ではなく、その先にあるファントのインタラクションがきちんと綿密に設計・実行されたものである。
(2)見極めてから掘れ
頑張るということは、見極めて、やり切るということ。宝が埋まっている地点を見極めて効率的に掘るための方法・仮説を立てることに全力のエネルギーを注ぐ。モチベーションが高まらない人の多くは見極めが甘い。自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れる、というところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてくる。
(3)人気と認知
人気と認知は異なる。認知ばかり追いかけて、人気を獲得することができなければ、好きな活動で食べていくことは難しくなる。逆にテレビタレントのように誰もが名前を顔を知っているといった大衆認知がなくても、スナックのように少数でも濃く応援し続けてくれる真のファンを獲得して人気を得れば、活動を継続していける。
感想
「メモの魔力」で有名なSHOWROOM社長の前田さんの本です。こちらは創業までの自伝のような本です。壮絶な少年時代から、外資系投資銀行でトップを走り続けた圧倒的な努力、そして起業までの想いと軌跡が描かれています。とにかく熱い思いを持っている方だということがわかりました。
NEXT ACTION
- やみくもにエネルギーを使うのではなく、しっかり見極めてから進む。