目次
はじめに
第1章 「おなかにカビがいる」とはどういうことか
第2章 おなかのカビはなぜ怖い?
第3章 何がおなかのカビをふやすのか
第4章 おなかのカビの退治法
第5章 おなかのカビを退治して健康になった実例報告
おわりに
気付き
(1)おなかのカビの悪影響
真菌の仲間には、酵母、カビ、キノコが含まれる。真菌のうち菌糸体を持つ者を糸状菌といい、カビとキノコが含まれる。カビは、酵素で有機物を分解し、食い込む足場を作るとともに栄養源にして増殖する。この分解力を利用して発酵食品は作られている。しかし、腸内のカビは酵素が腸壁を刺激することで炎症を引き起こしたり(リーキーガット)、有害物質を発生、低血糖や免疫トラブルなどを引き起こす。
(2)カビを増やさない食習慣
甘いもの、炭水化物、遺伝子組み換え食品や添加物、カビの生じやすい食品(外国産果物など)を減らし、質のいいタンパク質や新鮮な無農薬野菜を増やし、ローテーションを考えて食べることでカビを増やさない。ニンニクやココナッツオイルなどは抗カビ作用がある。ただし、急激な対策をすると、大量死したカビが放出されて炎症を起こす(ダイオフ現象)ので、少しずつ改善することと、水分を多くとること。
(3)抗生物質乱用に注意する
抗生物質の多くは最近の細胞壁を破壊することで効果を現すため、細菌には効くが真菌には効かない。抗生物質を乱用すると、腸内細菌のバランスが崩れ、カビが繁殖しやすくなる。また、抵抗力が落ちていると、普段は無害なパンやお酒の酵母でさえ、病気を起こす危険性がある。
感想
腸内のカビ(真菌)が病気の原因であり、カビに操られて甘いものを欲しくなるという話で、初めて聞いたことで少し信じられないですが衝撃的でした。全く別分野ですが、土壌微生物でも、糸状菌は植物の病気の原因ということを勉強していましたので、そちらとも繋がりました。
NEXT ACTION
- 甘いものを控えるようにする。
- MCTオイルを積極的に摂る。