目次
はじめに
序章 人が集まる職場には、「成長感覚」の風が吹いている
第1章 「共感」し会える職場
第2章 「人が育つ」職場
第3章 「自然なコミュニケーション」が生まれる職場
終章 「成長感覚」の共有が一生の宝物になる
おわりに
気付き
(1)同情ではなく共感
同情は、相手に自分を投影している場合が多い。あるいは自分の感情を押し付けている。1人称の視点で考えていることである。一方、共感というのは、相手の置かれている状況を理解した上で、相手の感情を汲み取り、同じ感情を共有するということ。これは2.5人称の視点である。
(2)「かりてきたねこ」で叱る
相手を傷つけず、効果的に叱るには「かりてきたねこ」がポイント。すなわち、感情的にならない、理由を話す、手短に済ませる、キャラクター(性格や人格)に触れない、他人と比較しない、根に持たない、個別に伝える、ということである。
(3)管理職の仕事
管理職の仕事は主に4つ:①マネージャー(売上や経費、勤務時間など数字や制度の管理・調整をする)、②リーダー(ビジョンを示しチームをまとめ、やりがいを与え、自己啓発を促す)、③コーチ(部下と伴走しながら、直接的・間接的に指導やアドバイスをする)、④カウンセラー(部下の話を傾聴して共感を示し、心理的な安心と気付きを与える)。部下の成長段階に合わせて仕事を振ることも重要である。SL理論では、部下の成熟度に応じて、指示型(指示多・サポート少)→コーチ型(指示多・サポート多)→援助型(指示少・サポート多)→委任型(指示少・サポート少)と移行していく。
感想
日本企業に本当にあるあるだと思われる組織の病気についてよくわかります。
NEXT ACTION
- かりてきたねこを実践する。