目次
はじめに 「言えないよ」を「言えた!」に、「言いすぎちゃった」を「言って良かった!」に
プロローグ コミュニケーション上手は距離感上手
第1章 適切な距離感を実現する7つの思考改革
第2章 「相互尊敬」「相互信頼」を築くスキル
第3章 「押しつけ」と「世話焼き」をせずに伝えるスキル
第4章 「服従」と「回避」をせずに伝えるスキル
おわりに
気付き
(1)行為と人の混合をやめる
ダメな「人」ではない。非建設的な「行為」があるだけ。指摘は攻撃ではない。違いは恐怖ではない。指摘されたからと言って自分を守ろうと言い逃れをしないくよい。他者と違うだけで仲間はずれのように感じなくてよい。いずれも行為と人の分離ができていない。
(2)相手のグローブに向かって投げる
素手ではなくグローブをはめてもらうことから。つまり、グローブをはめていない相手にボールを投げるとは、関心がない話を一方的に振ること。コミュニケーション用語では「レセプターが開いていない」という。いきなる要望を伝えるのではなく、まず聞く準備をしてもらうことから。
(3)答えを言わずにほのめかす
押しつけと世話焼きをしないこと。相手に対して答えを伝えてしまうと、モチベーションを奪い、学びと気付きのチャンスを潰してしまう。フィードバックには5段階あり、①事実、②主観、③評価、④提案、⑤命令である。先に進むほど押し付けになる。また、部下が失敗した時には、原因追求よりも解決策に焦点を当てる(ソリューション・フォーカス)と前向きな雰囲気になる。
名言Select
得は得ではない損は損ではない。(西郷隆盛)※意味:利己は得ではない。利他は損ではない。
感想
アドラー心理学の職場での実践編です。とてもわかりやすいです。
NEXT ACTION
- 本題に入る前に相手を聞く準備にさせる。
- 原因追求よりも解決策に焦点を当てる。