目次
序章 「働かないオジサン」は、未来の自分
第1章 あなたの隣の働かないオジサン
第2章 働かないオジサンを生む会社のしくみ
第3章 なぜ40歳が働かないオジサンの分岐点なのか?
第4章 働かないオジサンにならない4つの働き方
第5章 イキイキと働くオジサンになるために
第6章 働かないオジサンにならないための7カ条
気付き
(1)会社と社員の二重の契約
法律上は、社員は企業に対して労働サービスを提供する雇用契約関係に過ぎない。実は、これらの契約や就業規則と別に存在するのが、メンバーシップ契約である。すなわち「私は会社の一員として他のメンバーと一緒に働きます」という社員からの申し出であり、それに応えて、社員としての地位を設定する行為である。これは、暗黙のルールであり、たとえばお酒好きの上司につきあって会社帰りに飲みに行く場面などがある。
(2)いい顔をした人
いい顔をしている人は、好きなことを仕事にするのではなくて、自分を使って何ができるかの姿勢で、誰かの役に立つことを真剣に考えている。さらに、新しい自分を発見している。リストラや出向、病気など会社員生活から見れば挫折と言える事柄からも、新しい自分を見つけ出した人もいる。人生の中で、異なる役割を持ったり、違う自分を味わうこと自体もいい顔になる一つのポイントである。
(3)会社員からの独立をする前に
どんな仕事にも、仕入と営業がある。いくら営業ができても仕入がうまくいかないと商売は回らない。会社員から独立することを考える時に、会社員であることが仕入になっていることがある。仕事とはまったく別のことに取り組むというのは、現実的には難しい。だからといっていきなり退職しても、何かできるという保証は全くない。
感想
様々な会社の事例(あるある)が見られて面白かったです。