目次
はじめに
第一章 禅的「持たない生き方」のすすめ
第二章 いさぎよく「捨てる」
第三章 無駄なものは「買わない」
第四章 「悪い感情」を持たない
第五章 「よけいな人間関係」を持たない
おわりに
気付き
(1)捨てるための心得
①所有とは、すなわち執着であると考える。②物があるのが当たり前だと思わない。「家貧しくて道富む」。③持たない工夫を楽しむ。物が豊かになればなるほど、人間は自分の頭で考えないようになってしまう。
(2)食事も修行の一つ
一つには、巧の多少を計り、彼の来処を量る。二つには、己が徳行の全欠を忖って供に応ず。三つには、心を防ぎ、過食等を離るるを宗とす。四つには、正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんがためなり。五つには、道業を成せんがために、此の食を受くべし。
(3)自分に厳しい方が生きるのに楽
修業とは、いかに自分に厳しくなれるかということを身につける過程。実は、その方が生きるのに楽だと知る。自由に生きていればいるほど、その人の生活は無法地帯になってしまう。そうではなく、いくつかのルールや制約の中で生きた方が、人は生きやすい。
感想
よくあるミニマリスト本とは違い、僧侶の方による本で、新しい世界が見えました。