目次
第1章 人生の転機
第2章 目標の達人への道
第3章 価値ある恩恵
第4章 障害
第5章 始まりの日
第6章 真実が姿を現す時
第7章 自分に正直に生きる
第8章 ネクスト・ステージ
気付き
(1)目的と目標とビジョン
社員や下請けの人たちの前で目標について話をするときには、必ず何のために、という目的を強調するようにする。すると、みんなが目的を意識するようになり、自然と仕事へのやる気も高まっていく。組織が人に目標を与えるときのポイントは、会社の目標と個人の目標の接点を見つけて共有すること。人がゴールを手にした瞬間に見る光景を今想像する、そしてそのインパクトの瞬間に得られる感情を今味わう、それがビジョン。ゴールを手にしたいと思うことは、その瞬間に得られる感情を味わいたいから。人は物質的な報酬だけでは幸福にはならない。それを手にした時の感情こそが幸せの源泉。
(2)目標達成のブレーキ
目標達成のブレーキとなるのは、二つの恐れ。一つは変化に対する恐れ。夢を描きゴールを設定してそれに向かうということは、今とは違う自分になると決意すること。すると、今までの環境や人間関係、仕事や責任も当然変わることになる。もう一つの恐れは、選択と決断に対する恐れ。決断とはほかの選択肢を断って、一つに決めるということ。誰かがプロ野球選手になるという夢を描き、そこに向かって歩き出すと決めたら、その瞬間、その人は他のプロスポーツ選手になることをやめたということ。
(3)ゴールツリーで、構成する知識と能力をツールに分解する
ゴールを設定して行動すると、すべて未来の自分の成功につながっていると思うことができる。そう考えると、行動への意欲が湧いてくる。今取り組もうとしていることが、すごく意味のあることに思えるようになる。
感想
中堅営業マンが目標達成のコーチになっていくまでの物語です。これが著者の実話だったらすごい。
NEXT ACTION
- 目標について話す時には目的もセットにする。
- ゴールツリーを意識して日常の行動をする。