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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣 原貫太

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目次

はじめに

第1章 アフリカはなぜ今も経済的自立ができないのか

第2章 「衣服ロス」から考える大量廃棄社会

第3章 肉食が水不足に繋がる「不都合な真実

第4章 世界最悪の紛争とスマートフォン

第5章 データをもとに「アフリカ」を正しく読み解く

第6章 なぜ近年、日本で貧困が叫ばれるのか

おわりに

 

気付き

(1)アフリカに衣服を寄付する問題点

先進国で余った大量の衣類はアフリカへ持ち込まれるが、その善意による寄付がアフリカの地元産業を破壊し、現地の人の迷惑になっている実態がある。また、アパレル産業は環境負荷も大きく、二酸化炭素の10%を占める。それは国際航空と海運による排出を超える。

(2)家畜の餌のための広大な土地を使っている現実

実際に世界中にある農地のうち、75~80%は人間が食べる食料を生産するためでなく、家畜が食べる飼料を生産するために使われている。また、森林破壊の原因の約8割が、畜産業をはじめとした工業型の食料システムによるものだと指摘されている。自分一人が肉の消費量を減らしたところで、社会が大きく変わることはない。それでも、食を変えるというのは、選挙でいう投票と同じ。一票一票の積み重ねが大切であるように、一人ひとりの行動の積み重ね、そして周りを巻き込んでいく姿勢が大切。

(3)世界の問題を知り、どう行動するか

関心を持つこと以上に、関心を持ち続けることが大切。問題を「知ってしまった」以上は、問題に関心を持ち続けるのか、それとも無視をしてしまうのか、私たちは選択を迫られることになる。繋がりが希薄化する社会では、何か困ったときに頼ることができる、多様な依存先を持っておくことが大切。本当の意味での自立とは、多様な依存先を持つことで、自分らしく生きていくこと。

 

名言Select

善きことはカタツムリの速度で動く(マハトマ・ガンディー)

 

感想

YouTubeでフォローしているフリーランス国際協力師の原貫太さんの最新著作です。アフリカへの衣類の寄付が現地産業を破壊しているということは衝撃を受けました。著者もファクトフルネスに非常に影響を受けたと言われていますが、本書もかなりの参考文献に支えられており、相当力を入れて書かれたことがわかります。僕もこのように世界の問題をキュレーションしたいと思っていますが、まずは原さんを応援します。