目次
第1部 採用面接の極意
第1章 採用面接の目的と重要性
第2章 募集企画から採用面接までの流れ
第3章 面接担当者の心得と行動指針
第2部 採用面接の質問と評価の実際
第1章 面接前から始める人材評価
第2章 正社員雇用時の質問と評価
第3章 パート・アルバイト雇用時の質問と評価
第4章 最終学歴別・職種別の質問と評価
第5章 最終判定と面接後の注意点
第3部 面接実施15分前に叩き込む採用面接の勘所
気付き
(1)中小企業にとって優れた人材とは
中小企業でいう優れた人材とは、何よりも社長との相性が良く、良好な人間関係が築ける人材を指す。したがって、社長自らが採用面接を担当しなければならない。
(2)内在化現象とは
まず、人間管理の基本である賞と罰が良好に作用し、賞が魅力的であり罰も受容に値する支配と従属関係(追従現象)、次に従属者が「支配者と同一でありたい」と願うようになる崇拝的な信頼関係(同一化現象)、最後に、支配者の理論を自分の中にも取り込み、それを自分の行動規範とする。感情のみならず、理論的にも同調するようになる現象(内在化現象)というプロセスがある。
(3)管理職採用は才能より人柄重視
リーダーとしての第一等の人材は、人柄も才能も素晴らしい者、第二等は人柄は素晴らしいが才能の劣る者、第三等は人柄も才能も劣る者、第四等にしてリーダーにしてはいけない人材は、人柄は劣るが才能は素晴らしい者。
感想
中小企業に念頭を置いた面接本は珍しいと思いました。ただし内容は今の時代には少し古いように感じます。