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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★他人を攻撃せずにはいられない人 片田珠美

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目次

第1章 「攻撃性の強い人」とは

第2章 どんなふうに壊していくのか

第3章 なぜ抵抗できなくなるのか

第4章 どうしてこんなことをするのか

第5章 どんな人が影響を受けるのか

第6章 処方箋 ーかわし方、逃げ方、自分の守り方

おわりに

 

気付き

(1)投影の心理

「もしわれわれに全く欠点がなければ、他人のあら探しをこれほど楽しむはずはあるまい。」自分の嫌な部分、内なる悪があるからこそ、他人の悪を見つけるとそれを排除し、自分があたかも正義であるかのようにふるまってしまう。つまり、正義と悪はわれわれの中で表裏一体なのであり、自分に何かやましいこと、負い目を感じていることがある人ほど、他人を攻撃してスッとする快感に浸ろうとする。無差別殺人を起こしてしまう人が望むのは、社会の無価値化である。社会の価値そのものがなくなれば、相対的に自分の価値が高まり、理想と現実のギャップも埋まると考える。

(2)一般的な正しいことを引き合いに出すことで罪悪感を抱かせる人

相手に罪悪感を抱かせる達人がいる。彼らがよく使う言葉は、①うまくいかなかったら、それは悪いということだよね(うまくできなかったあなたが悪いと責めるための言葉)②どんなことでも能力がないとうまくいかない(あなたには能力がないからこんなことになったのだと責任転嫁するための言葉)③友達同士の間では何でも言ったほうがいい(相手を攻撃する自分を正当化するための言葉)④愛があるからこそ厳しくするんだ(虐待や体罰を正当化する)⑤いろいろ文句を言う人がいるけどだいたいはそんなことを言っている本人が悪い(私に対して不平や不満をもらすあなたが悪いのだと非難するための言葉)。こういう言い方を多用する人が攻撃欲や支配欲を抱いていることもあるので、それを見抜く目を養うことが必要。

(3)嫉妬の心理

嫉妬の中には愛よりも自己愛のほうが多い。人を愛すると同時に嫉妬は生まれるが、愛が終わってからも嫉妬だけは生き残るので、愛がなくなった夫婦が自己愛ゆえの嫉妬にさいなまれながら、お互いに相手を支配したいという願望を抱いて一緒に生活していると、不幸な事態を招きかねない。

 

感想

投影の心理学について詳しく解説している本です。身近にもいる他人を攻撃してしまう人の心理と対処方法について学ぶことができました。言葉にすると理解することができますが、これを知らないまま訳も分からないまま苦しんでしまう人もたくさんいるのかもしれません。