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~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★会社を変える社員はどこにいるか 川上真史

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目次

はじめに ー競争力のある人材がいない

序章 なぜ日本は「人材不況」になってしまったのか

第1章 間違った成果主義が企業も人もダメににする

第2章 成果イメージで目標をとらえる

第3章 成果につながる能力か ーコンピテンシーの発想

第4章 自分の市場価値を高める

第5章 セルフマネジメント力を育てる ーパーソナリティとコンピテンシー

第6章 コンピテンシーを引き出す方法

第7章 自分が育つキャリア形成の考え方

あとがき 人を育てるということ

 

気付き

(1)二種類の成果主義

成果主義には二種類あり、精算型(賞与)と投資型(昇給・昇進・昇格)がある。精算型の場合、次回の精算時には前回分は組み込まないのが原則。投資型とは、未来における権利を本人に付与するというもの。多くの企業では精算型と投資型が混乱している。

(2)大人とモラトリアム

大人とは、自己判断で行動しながらも確実に成果責任を果たす人である。ルール依存で成果責任がないのは小学生、ルール依存で成果は求められるのは中高生、自己判断だが成果への責任がないのは大学生、ルールがなくても自分で出すべき成果に責任を持つのが大人である。日本の企業には小学生的な雰囲気を持っているところが多い。ところで、モラトリアムの時期には極端なことをしたくなるのだが、今までの自分とは対極に身を置くことで揺り戻しでバランスを取ろうとしている。極端なことをやってみたけど、やはり自分はこのあたりでこう考え、こう生きる人間なのだという自分への知識ができ、その通りに生きようとし始める。これが自我の形成であり、自分への知識通りに生きていることをアイデンティティの統一と呼ぶ。自我が確立され初めて高いコンピテンシーを発揮できるようになる。

(3)コンピテンシーの発揮

人間が行動を起こす動機には、不安、価値観、能力、意思の四つがある。不安が動機になると行動は最も不安定になる。次に価値観もやや不安定な行動を導いてしまう。能力が動機になると比較的安定した行動に結びつく。そして、意思が動機になると一番安定した行動、すなわち高いレベルのコンピテンシーを引き出すことになる。意思を動機とした行動には、以下の四つの条件を満たしている。①主体性がある、②単一性が保たれている、③連続性がある、④自他の区別ができる。

 

感想

自我・モラトリアムから、コンピテンシーに結びついているという観点が面白い学びでした。