BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★孤独を生き抜く哲学 小川仁志

目次

はじめに

第1章 誰もが孤独を生きている

第2章 哲学から孤独を考える

第3章 孤独はなぜいいのか?(7つの効用)

第4章 孤独の達人に学ぶ

第5章 ポジティブな孤独のレッスン(7つのステップ)

おわりに

 

気付き

(1)孤独の分類

孤独には、一つには自分で選んだわけでなく否応なくそのような状態になってしまった社会的孤独(非選択的孤独)、二つ目にあえて主体的に選択し直された孤独、三つ目に一人黙して自己の内面深くに沈潜する実存的な深い孤独がある。孤高⇔依存、共感⇔絶望の分類の中で、孤高で共感の孤独だけでポジティブである。なお、非選択的孤独を生み出すのは過剰な競争社会とも言える。競争社会で徹底的に負けて挽回しようのない人は、もうレースを降りたくなると思うだろう。

(2)哲学や小説と孤独

物を書くというのは孤独な営みである。だから孤独と小説の執筆は親和性がある。自分の頭の中で世界をつくり上げていく作業は、自分との飽くなき闘いである。哲学は、それに加えて、常識や既存の考え方を疑うことを宿命づけられている。この点で孤独な道にならざるを得ない。

(3)3M(マイペース・マイスペース・マイピース)

マイペース、マイスペース、マイピースすなわち、時間、場所、心の安らぎ(平和)、この3つが揃ってはじめてポジティブな孤独は有意義なものとなる。

 

名言Select

  • 人間は、孤独になればなるほど人間全体の運命を考えるし、人間の運命を考えた途端に孤独になる(岡本太郎)。
  • もし、自分の足で立てないという理由で、誰か他人にしがみつくとしたら、その相手は命の恩人にはなりうるかもしれないが、二人の関係は愛の関係ではない。逆説的ではあるが、一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なので(エーリッヒ・フロム)。

 

感想

孤独であることを肯定してくれる哲学書です。