BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織 マシュー・サイド

目次

第1章 失敗のマネジメント

第2章 人はウソを隠すのではなく信じ込む

第3章 「単純化の罠」から脱出せよ

第4章 難問はまず切り刻め

第5章 「犯人探し」バイアスとの闘い

第6章 究極の成果をもたらすマインドセット

終章 失敗と人類の進化

エピローグ

 

気付き

(1)上下関係がチームワークを崩壊させる

航空事故や医療事故でも、部下が進言しても上司が聞き入れずに事故に繋がることがある。権威ある相手を前に委縮してしまうのである。社会的圧力、有無を言わせぬ上下関係がチームワークを崩壊させる。

(2)完璧な集中こそが事故を招く

医療事故などでは、パニックで時間感覚が麻痺してしまう。意識の中では問題は予想を超えてあっという間に事が事態が悪化してしまうことがある。

(3)高速で失敗することで進化する

失敗には、すでに自分で正しい答えがわかっているものと、答えがわからない失敗がある。後者は意識的に起こすことが多い。失敗は進歩に不可欠である。記憶システムがあれば累積淘汰が機能する。テクノロジーの進歩においても、論理的知識(トップダウン)と実践的知識(ボトムアップ)の両方があるが、我々はつい後者を軽視する。新製品や新サービスのパイロット・スキームでは、最初から完璧なスタートを切ろうとすることが多いが、実験に最適な条件に設定してしまうと、何がうまくいかないのかを知ることができない。

 

名言Select

真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である(カール・ポパー

 

感想

航空事故や医療事故のエピソードなど、印象に残りました。とても読み応えのある本でした。新しく学ぶことが多くありました。