BOOK LOG DIARY

~成長とは気付きにより思考が変わり、行動が変わり、結果が変わることである~

★★★無(最高の状態) 鈴木祐

目次

はじめに

序章 苦

第1章 自己

第2章 虚構

第3章 結界

第4章 悪法

第5章 降伏

第6章 無我

終章 智慧

おわりに

 

気付き

(1)セットを整える

セットとは個人の性格、感情、期待、意図などの状態。セッティングとは、物理的・社会的・文化的な環境の状態。セットを整えるには、感情の粒度を上げるのと、内受容感覚トレーニングがある。感情の粒度とは、あいまいな感情をくわしい言葉で表現できるスキル。メンタルの安定に大きく関わる。感情の粒度を高めるには、新しい言葉を学ぶ(小説を読む等)ことと、感情ラベリングを行うことが有効。

(2)思考を止めれば「ミー・センサー」も止まる

DMNの活動が激しくなると、自分にまつわるネガティブな物語を生み出してしまう(ミー・センサー)。音楽は詠唱のように、同じ音階や歌詞の繰り返しにより、DMNがもたらす自己の感覚を消す効果がある。決まったコーラスの繰り返しによって単語やフレーズは飽和して意味を失い、歌詞を新たな感覚で聞くことになる。言葉が感覚的なものに変わり、より直感的に楽曲と向き合えるようになる。

(3)苦しみのメカニズム

苦しみ=痛み×抵抗。私たちが人生で出くわす一の矢(痛み)は誰にも避けられない。そこに現実への抵抗という行為が加わることで、二の矢(苦しみ)が生まれる。私たちが取れる対策は、現実に対して積極的に降伏することしかない。

 

感想

著者の本は他ではないような独特の切り口で面白いです。一言で言うのも難しいですが、人間は物語を生み出す性質があり、それによって苦しむので、自己を消すような修行を積もうという内容だったと思います。修行の実践をしていれば、後からその意味がわかるようになるのかもしれません。

 

NEXT ACTION

  • 作務(さむ):日常生活の中でどの雑事で瞑想を行うか、どの感覚に集中するかを決めておく。食器を洗っている間に呼吸や石鹸の香りに気を続ける、布地の質感に意識を向けて衣類をたたむ、など。
  • 慈経行(じきんひん):見知らぬ人とすれ違ったら、この人が健康で元気で暮らせますように、楽しい人生を送れますように、と心の中で考える作業を1日10分続ける。
  • 畏経行(いきんひん):6秒で吸って吐く深呼吸をしながら街中を歩き、見慣れた光景の中に、いままで気付かなかったような新たな驚きや感動を探すワーク。
  • 54321法:①いま目に見えるものを5つピックアップする、②触覚で感じられるものを4つ、③耳で聞くことができるものを4つ、④鼻で嗅ぐことができるものを2つ、最後にいま味わうことができるものを1つピックアップする。グラウンディング(現在に心を引き戻す)のエクササイズ。